ソース データセットに渡すパラメータの指定
クライアント データセットからソース データセットにパラメータを渡すことで、データ パケットで送信されるデータを指定することができます。パラメータには、以下を指定することができます。
クライアント データセットがソース データセットに送信するパラメータの値は、設計時または実行時に指定できます。設計時に指定するには、クライアント データセットを選択し、[オブジェクト インスペクタ]で Params プロパティをダブルクリックします。するとコレクション エディタが開き、そこでパラメータの追加や削除や並べ替えができます。コレクション エディタでパラメータを選択すると、[オブジェクト インスペクタ]でそのパラメータのプロパティを編集できます。
実行時に指定するには、Params プロパティの CreateParam メソッドを使用して、クライアント データセットにパラメータを追加します。CreateParam は、名前とパラメータの種類とデータ型を指定すると、パラメータ オブジェクトを返します。その後、そのパラメータ オブジェクトのプロパティを使って、パラメータに値を割り当てることができます。
たとえば、次のコードでは、名前が CustNo で値が 605 の入力パラメータを追加しています。
with ClientDataSet1.Params.CreateParam(ftInteger, 'CustNo', ptInput) do AsInteger := 605;
TParam *pParam = ClientDataSet1->Params->CreateParam(ftInteger, "CustNo", ptInput); pParam->AsInteger = 605;
クライアント データセットがアクティブでなければ、Active プロパティを True に設定するだけで、パラメータをアプリケーション サーバーに送信し、そのパラメータ値に応じたデータ パケットを取得することができます。
メモ: ソース データセットの現在の設定を使ってパラメータ値を初期化することもできます。それには、設計時にクライアント データセットを右クリックして[パラメータの読み込み]を選択するか、実行時に FetchParams メソッドを呼び出します。