データセットの Fields プロパティでフィールド値にアクセスする
フィールド値の表示、変換、アクセス への移動
フィールド値には、そのフィールドが属するデータセット コンポーネントの Fields プロパティでアクセスすることができます。Fields は、データセット内のすべてのフィールドからなる、インデックス付けされたリストが保持されています。多数の列をイテレートする必要がある場合、または、アプリケーションが設計時に利用可能でなかったテーブルとやり取りするような場合に、Fields プロパティでのフィールド値へのアクセスは便利です。
Fields プロパティを使用するには、データセット内のフィールドの順序とデータ型を知る必要があります。アクセスするフィールドを指定するには、序数を使用します。データセット内での最初のフィールドは、0 です。フィールド値は、各フィールド コンポーネントの変換プロパティを使用して、適宜変換される必要があります。
たとえば、次の文は、Customers テーブルの 7 番目の列の現在値を、編集コントロールに割り当てます：
Delphi：
Edit1.Text := CustTable.Fields[6].AsString;
C++：
Edit1->Text = CustTable->Fields->Fields[6]->AsString;
逆に、データセットの Fields プロパティを希望するフィールドに設定することで、値をフィールドに割り当てることができます。例：
Delphi：
Customers.Edit;
Customers.Fields[6].AsString := Edit1.Text;
Customers.Post;
C++：
Customers->Edit();
Customers->Insert();
Customers->Fields->Fields[6]->AsString = Edit1->Text;
Customers->Post();