マルチデバイスデータベースアプリケーション

マルチデバイスデータベースアプリケーションの場合、アプリケーションの実行、デバッグ、配置を行うには、まず、マルチデバイスアプリケーションに適したデータベースドライバを指定する必要があります。このトピックで説明している手順に従います。

VCL を使用しないデータベースアプリケーションは、マルチデバイス対応になるように IDE で構成することができます。VCL を使用しているアプリケーションはすべて、Windows でのみ実行できます（VCL はそれ以外のプラットフォームをサポートしていません）。

RAD Studio で既存の dbExpress アプリケーションを開き、それらを他のマルチデバイスアプリケーションと同じようにマルチデバイス対応にすることができます。

マルチデバイスアプリケーションの作成と既存アプリケーションのマルチデバイスへの変換

マルチデバイスの dbExpress アプリケーションを新規に作成したり、既存の dbExpress アプリケーションをマルチデバイスに変換するには、以下の手順に従う必要があります。

RAD Studio で dbExpress アプリケーションを開くか作成し、そのアプリケーションをコンパイルします。ただし、まだ実行、デバッグ、または配置はしません。
ターゲットプラットフォームが macOS および iOS の場合：
1. プラットフォームアシスタントをインストールして起動します。
2. 必要に応じて接続プロファイルを作成して SDK を追加し、現在使用中のターゲットプラットフォームを追加してアクティブにします。
3. ［接続プロファイルマネージャ］ページを使用して接続をテストします。
ターゲットプラットフォームが Android の場合、Android SDK を追加し、現在使用中のターゲットプラットフォームを追加してアクティブにします。
［プロジェクト｜配置］を選択し、配置マネージャを開き、ターゲットプラットフォーム（Win64、macOS、iOS、または Android）用の適切なデータベースドライバを有効にします。
アプリケーションの実行またはデバッグの準備ができたら、［実行｜デバッガを使わずに実行］、または［実行｜実行］（デバッガ付きの実行）を選択します。
配置を微調整するには、配置マネージャを使用して、配置にファイルを追加したり、配置からファイルを削除します。