モバイル チュートリアル:カレンダー コンポーネントを使用して日付を選択する(iOS および Android)

提供: RAD Studio
移動先: 案内検索

モバイル チュートリアル:モバイル アプリケーション開発(iOS および Android) への移動


モバイル プラットフォームのカレンダー

FireMonkey では、TDateEdit コンポーネントを使用して、モバイル ターゲット プラットフォーム用のカレンダー コンポーネントや日付ピッカーをラップしています。

iOS7 Android

TCalenderEditInAction Ios7.png
iPad2

TCalenderEditInAction Android.PNG
LG-E612

メモ: RAD Studio XE5 またはそれ以前のバージョンで使用されていた TCalendarEdit コンポーネントは非推奨です。代わりに TDateEdit コンポーネントを使用してください。



TDateEdit コンポーネントを使用するには、次のような単純な手順で実行します。

  1. [ツール パレット]TDateEdit コンポーネントを選択し、そのコンポーネントをフォーム デザイナにドロップします。[ツール パレット]でコンポーネントを探すには、検索ボックス(SearchGlass.png)に最初の数文字 ("dat") を入力します。
    SelectTEdit.png

    コンポーネントをドロップすると、フォーム デザイナに TDateEdit コンポーネントが表示されます。
    TDateEditonForm.png

    任意で、[オブジェクト インスペクタ]において、TDateEdit の次のプロパティを設定することができます。
    • ShowCheckBoxtrue の場合、TDateEdit コントロール上にチェックボックスを表示します。このチェックボックスにより、実行時に TDateEdit コントロールの有効/無効を切り替えることができます。
    • ShowClearButtontrue の場合、TDateEdit コントロール上にボタンを表示します。このボタンをクリックすると、実行時にこのコントロールの値をクリアすることができます。
    TDateEditonForm CheckBox.png

  2. 基本的にそれだけです。シミュレータまたは接続したモバイル デバイスの上でアプリケーションを実行します。TDateEdit をタップするとカレンダー コントロールが現れ、日付を選択することができます。



iOS6 (iPhone5) Android (LG-E612)

TDateEdit IOS6.png



TDateEdit Android1.png

ユーザーによる日付変更のイベント ハンドラの実装

ユーザーが日付を変更すると、OnChange イベントが発生します。OnChange イベントのイベント ハンドラを実装して、ユーザーのアクションに応答することができます。


OnChange イベント ハンドラを実装するには:

  1. TDateEdit コンポーネントを選択します。
  2. [オブジェクト インスペクタ][イベント]ページを開き、OnChange の隣の空の領域をダブルクリックします。
  3. 次のようにコードを記述します。

Delphi の場合:

procedure TForm25.DateEdit1Change(Sender: TObject);
begin
     ShowMessage(FormatDateTime('dddddd', DateEdit1.Date));
end;

C++Builder の場合:

void __fastcall TForm25::DateEdit1Change(TObject *Sender)
{
     ShowMessage(FormatDateTime("dddddd", DateEdit1->Date));
}


このコードでは、選択した日付を示すメッセージ ダイアログを表示します。FormatDateTime 関数は、選択した日付を指定された形式(この場合の dddddd では長い形式の日付が返されます)に変換します。

iOS (iPad) Android (LG-E612)

TCalenderEditAndShowMessage.PNG



TCalenderEditAndShowMessage Android.png

関連項目

サンプル