多層データベース アプリケーションを理解する
多層アプリケーションの作成:インデックス への移動
多層アプリケーションは、[ツール パレット]の[DataSnap]ページ、[Data Access]ページ、場合によっては[WebServices]ぺージの各種コンポーネントを使用します。さらに、[新規作成]ダイアログで、[多層サポート]ページおよび[Web サービス]ページのウィザードが作成するリモート データ モジュールも使用します。 これらは、プロバイダ コンポーネントの、データを転送可能なデータ パケットにパッケージ化でき、転送可能なデルタ パケットとして受信した更新を処理できる能力に基づいています。
多層アプリケーションに必要なコンポーネント
多層アプリケーションで使用されるコンポーネント:
コンポーネント | 説明 |
---|---|
リモート データ モジュールおよびサーバー データ モジュール |
含んでいる任意のプロバイダに対してクライアント アプリケーションからアクセスできるよう、COM オートメーション サーバー、DataSnap データ モジュール、REST サーバーとして動作するか Web サービスを実装している、特殊なデータ モジュール。 アプリケーション サーバーで使用される。 |
プロバイダ コンポーネント |
データ パケットを作成してデータを提供したり、クライアントの更新を解決する、データ ブローカ。 アプリケーション サーバーで使用される。 |
クライアント データセット コンポーネント |
データ パケットに格納されたデータを管理するのに使用される、特殊なデータセット。 このクライアント データセットはクライアント アプリケーションで使用される。 更新をローカルにキャッシュし、それらをデルタ パケットに格納して、アプリケーション サーバーに適用する。 |
接続コンポーネント |
サーバーの位置を特定し、接続を構成して、クライアント データセットから利用可能な IAppServer インターフェイスを作成する、コンポーネント群。 各接続コンポーネントは、それぞれ決まった通信プロトコルに特化されている。 |
プロバイダ コンポーネントおよびクライアント データセット コンポーネントでは、データ パケットとして格納されたデータセットを管理するための midas.dll または midaslib.dcu が必要です (プロバイダはアプリケーション サーバーで、クライアント データセットはクライアント アプリケーションで使用されるため、midas.dll を使う場合にはアプリケーション サーバーとクライアント アプリケーションの両方に配置しなければなりません)。 再配布可能ファイルに関するその他の重要な情報については、インストール ディレクトリにある deploy.htm ファイルを参照してください。
これらのコンポーネントが使われるアーキテクチャの概要については、「多層アーキテクチャを使用する」で説明しています。 コンポーネントがどう組み合わさって多層アプリケーションが作成されるかについては、以下を参照してください。