イベントと既存のイベント ハンドラの関連付け
コンポーネントの利用:インデックス への移動
複数のイベントに応答するイベントハンドラを記述しておくと,コードを再利用できます。たとえば,多くのアプリケーションはドロップダウンメニューのコマンドに相当するスピードボタンを提供します。ボタンとメニューコマンドが同じアクションを起動する場合,イベントハンドラを 1 つ書いておけば,ボタンとメニュー項目の両方の OnClick イベントに割り当てることができます。
既存のイベントハンドラとイベントを関連付ける方法は次のとおりです。
- イベントハンドラと関連付けるコンポーネントをフォーム上で選択します。
- オブジェクトインスペクタの[イベント]ページを表示し,イベントハンドラと結び付けるイベントを選択します。
- 値列にあるイベント値の横の下矢印をクリックし,既存のイベントハンドラのリストを開きます。(リストには,同じフォームの中で,同じ名前のイベントについて書かれたイベントハンドラだけが表示されます)。リストのイベントハンドラ名をクリックして選択します。
このように関連付けると,イベントハンドラを簡単に再利用できます。なお,アクションリストおよび VCL のアクションバンドはこれ以上にパワフルなツールです。これらを使用すると,ユーザーコマンドに応答するコードを一元管理できます。クロスプラットフォームアプリケーションの場合,アクションリストは使用できますが,アクションバンドは使用できません。