インストール
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このトピックでは、RAD Studio のインストール、アップグレード、削除の方法について説明します。
RAD Studio のインストール
RAD Studio をインストールする前に
「インストール ノート」には、RAD Studio のシステム要件など、RAD Studio のインストールを決定する前に把握しておくべき情報が記載されています。
RAD Studio Athens は、以前のバージョンの RAD Studio がインストールされているシステム上にもインストールすることができます。ただ、RAD Studio の各バージョンでは PATH
環境変数を拡張しており、RAD Studio Athens をインストールする前に、この変数が1830 文字以下でなければならない点に注意してください。
インストーラを選択する
To install RAD Studio をインストールするには、オンライン インストーラかオフライン インストーラのどちらかを使用します。
大抵の場合、オンライン インストーラが最善策です。それは次のためです:
- インストール時間がはるかに短くなるほか、初めてインストールした後にインストール済みの機能を変更する時間もはるかに短くなります。
- 次のように、機能選択の柔軟性が高くなります。
- プログラミング言語とターゲット プラットフォームを別々に選択するのではなく、ターゲット プラットフォームとプログラミング言語の特定の組み合わせを選択できます。
- インストール後に任意のプログラミング言語のサポートを削除できます。
- インストーラ サイズがはるかに小さい: (0.2 GB)。それ以外のものはすべて、インストールする機能に基づき、必要に応じてダウンロードされます。 また、最初インストールした後には、オンライン インストーラは保持しておく必要がありません。インストールされた機能を変更する際には、IDE を使用することができます。
- ユーザー エクスペリエンスが向上します。インストール手順がよりわかりやすくなっています。
ただし、次の場合にはオフライン インストーラを使用します。
- RAD Studio のインストール先のマシンがインターネットに接続されていない。
- キャッシュ ファイルが同じドライブにインストールされると、RAD Studio のインストール先のドライブに十分な空きディスク領域がない。オフライン インストーラでは、一時保存フォルダをカスタマイズすることができます。
GetItCmd.exe
ツールを使用することが推奨されます:
GetItCmd.exe -c=useonline
set BDS=C:\Program Files (x86)\Embarcadero\Studio\21.0
または、次を実行します:
%BDS%\bin\rsvars.bat(コマンド ファイル)選択したインストーラを実行する
オンライン インストーラを選択する場合、「オンライン インストーラの利用」の手順に従ってください。
オフライン インストーラを選択する場合、「オフライン インストーラの利用」の手順に従ってください。
インストーラの切り替え
オンライン インストーラからオフライン インストーラへの切り替え、もしくはその逆を行うには、GetItCmd.exe
ツールを使用します:
GetItCmd.exe -c=useonline
または -c=useoffline
.
サイレント インストーラ
RAD Studio は、UI での入力を必要としない、サイレント自動インストールをサポートしています。 サイレント インストールは、2 つの異なるシナリオで利用できます:
- オフライン インストールは、GOF ファイルとセットアップ実行可能ファイルをベースとしています。
- オンライン インストールは、セットアップ実行可能ファイルと、そのバックグラウンドで必要なパッケージを自動ダウンロードすることで行われます。
サイレント インストーラの実行を選択する場合、「サイレント インストーラの利用」の手順に従ってください。
RAD Studio をインストールした後
以下のセクションでは、RAD Studio Athens のインストール後に行う必要のある手順を説明します。
以前のバージョンからのインポート設定
以前のバージョンの RAD Studio がシステムにインストールされている場合、設定移行ツールを使用して、お使いの RAD Studio Athens インストールの古い設定を移行させます。
新しいプラットフォーム アシスタントのインストール
macOS や iOS に対するアプリケーションのデプロイを計画している場合、または、リモート システムを使用した 64 ビット Windows に対するアプリケーションのデプロイを計画している場合、RAD Studio Athens に同梱されているプラットフォーム アシスタントトを、お使いの Mac またはリモート 64 ビット Windows システム上にインストールする必要があります。以前のバージョンの RAD Studio のプラットフォーム アシスタントを再利用することはできません。
テンプレート ファイルの更新
macOS、iOS、Android のプロジェクトにはテンプレート ファイルが含まれており、それらプラットフォーム向けのアプリケーションの特定の要素をカスタマイズします。 RAD Studio の以前のバージョンから RAD Studio Athens へプロジェクトを移行する際には、次のことが必要となります:
- カスタマイズしたテンプレート ファイルのバックアップの作成。これにより、自分独自の変更を後から確認することができます。
- プロジェクト フォルダからすべてのテンプレート ファイルを削除。
- 各ターゲット プラットフォーム用に、アプリケーションをビルド(Android)またはデプロイ(macOS、iOS)。これにより、RAD Studio Athens は自動的に、各テンプレート ファイルの最新バージョンを生成することができます。
- 新しいテンプレート ファイルを編集して、独自の変更を必要に応じて適用。
詳細については、以下のトピックを参照してください。
- AndroidManifest.template.xml ファイルの再作成
- info.plist テンプレート ファイルの再作成(
info.plist.TemplateOSX.xml
、info.plist.TemplateiOS.xml
) - iOS または macOS の資格リストのカスタマイズ(
Entitlement.TemplateOSX.xml
,Entitlement.TemplateiOS.xml
)
インストール後の機能の追加または削除
RAD Studio のインストール時には、プログラミング言語のサポート、ターゲット プラットフォームのサポート、言語パックなど、いくつかの機能を有効または無効にすることができます。これらの機能はどれもインストール後に追加または削除することができます。
RAD Studio のインストールにオンライン インストーラを使用する場合、「機能マネージャを使った機能の追加または削除」の手順に従います。
RAD Studio のインストールにオフライン インストーラを使用する場合、「オフライン インストーラを使った機能の追加または削除」の手順に従います。
RAD Studio のインストールにサイレント インストーラを使用する場合、「サイレント インストーラを使った機能の追加または削除」の手順に従います。
RAD Studio の削除
最初に RAD Studio をインストールした管理者権限のユーザーは、次の「Windows 10 でプログラムを修復または削除する」に記載されている手順に従って RAD Studio を削除できます。
ネットワーク ライセンスを使用している RAD Studio インスタンスを削除する
RAD Studio を削除した後で、管理者以外のユーザーは各自、次の手順でユーザー固有のデータを Windows レジストリから削除する必要があります。
- ユーザー アカウントにログインします。
- レジストリのバックアップを作成します。
- レジストリ エディタ(regedit)などのレジストリ編集ツールを起動します。
- 次のレジストリ キーを削除します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Embarcadero\BDS\23.0
構成ファイルを削除する
RAD Studio の削除後、ユーザー固有のデータ(デフォルトのプロジェクト設定など)が、構成ファイルに残っていることがあります。 これらのフォルダは手動で削除する必要があります。
All Users\Application Data\Embarcadero\BDS\23.0
All Users\Shared Documents\Embarcadero\BDS\23.0
RAD Studio Athens の更新
RAD Studio Athens を改訂エディションと、または、RAD Studio Athens のアップデートと置き換える場合には、システムから RAD Studio Athens を削除し、アップグレード版や RAD Studio Athens のアップデートをインストールしなければなりません。