インストール ノート
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このページでは、Delphi Athens、C++Builder Athens、RAD Studio Athens をインストールする前に知っておく必要のある重要な情報について説明します。このページの最新販はここにあります。
システム要件
コンピュータに最新バージョンの .NET Framework をインストールする方法については、以下のリンクを参照してください:
以下は、RAD Studio 自身の要件です:
- RAD Studio プロジェクトのサポートされるターゲット プラットフォームについては、「サポートされるターゲット プラットフォーム」および「FireMonkey プラットフォームの要件」を参照してください。
- サポートされるデータベース システムについては、「FireDAC のコア機能」を参照してください。
ハードウェア要件
RAD Studio には少なくとも以下が必要です。
- 1.8 GHz 以上のデュアルコア プロセッサ。 クワッドコアまたはそれ以上推奨。 シングルコアはサポートされていません。
- 3 GB の RAM 8GB の RAM 推奨。
- 6 GB ~ 60 GB¹ のディスク空き領域。 ソリッド ステート ドライブ(SSD)の使用を強くお勧めします。
- 1440x900 で動作する DirectX 11 対応ビデオ カード。縦 1080 の解像度スクリーン推奨。
- Windows 10 Anniversary Edition 推奨、Windows 10 ストア向けの開発には必須。
オペレーティング システムの要件
RAD Studio Athens は、Windows の次のバージョンで実行できます:
- Windows 10
- Windows 11
Windows システムは次のように構成する必要があります。
- RAD Studio をインストールするユーザーは、システム管理者または管理者権限を持つユーザーでなければなりません。
PATH
環境変数の長さは 1830 文字以下でなければなりません。
RAD Studio をインストールすると、最大で 218 文字が PATH
環境変数に追加されます。PATH
環境変数の長さが 2048 文字を超えると、システムが正しく動作しなくなります。
サポート対象ターゲット プラットフォームの要件
サポート対象ターゲット プラットフォーム向けのプロジェクトを開発するための要件は以下のとおりです。
ターゲット プラットフォーム | 要件 |
---|---|
Windows |
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macOS(Delphi のみ) </br> (ARM のみの上での iOS シミュレータ サポートを含む) |
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iOS(Delphi のみ) |
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Android(Delphi のみ) |
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Linux(Delphi のみ) |
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その他の機能の要件
その他の機能の要件には次のようなものがあります。
- 生成されたモデリング ドキュメントの対話型コンテンツを参照
- FireMonkey 3D をサポートするには、システムが、すべてのリソースのインデックスを 32 ビットで保持しつつ、4 GB 以上のサイズのリソースを許可する必要があります。
- モデルを IBM Rational Rose (MDL) 形式でインポートするには、Java ランタイム環境をインストールします。
技術上のアドバイス
Android 開発でのアドバイス
Android デバイスは直接接続でき、Android エミュレータを使用するよりも大幅に高速です。
macOS および iOS 開発でのアドバイス
ほとんどの国では、iOS および macOS 向けの開発には、ネイティブ アプリケーションにコード署名するための Apple ハードウェアが必要です。これは、macOS を Apple ハードウェアで実行する必要があるという EULA の制限によるものです。開発者のチームが Apple デバイスを共有して VNC アクセスを使用したり、クラウドで Mac をレンタルしたりすることは珍しいことではありません。
ラップトップから開発する場合、多くの開発者は MacBook Pro を入手し、Windows 用の仮想マシン(VMWare Fusion や Parallels など)を実行します。その後、Mac に PA サーバーをインストールし、高速ローカル接続を実行して iOS シミュレーターにアクセスし、iOS および macOS ビルドを実行およびテストして、Apple ハードウェア上でアプリケーションにコード署名することが可能になります。
追加ソフトウェア
RAD Studio のインストールには、追加のソフトウェアがいくつか含まれています。RAD Studio のインストールが終わった後で、他の追加のソフトウェアをインストールすることもできます。RAD Studio の追加のソフトウェアの詳細は、「サード パーティ製ソフトウェア アドイン」を参照してください。
常にインストールされる追加のソフトウェア
以下の追加のソフトウェアは、必ず RAD Studio と同時にインストールされます。
インストールする RAD Studio に C++ のサポートを含める場合、RAD Studio のインストール時に Dinkumware 標準 C++ ライブラリもインストールされます。
追加のオプション ソフトウェア
以下の表にリストされている追加ソフトウェアは、RAD Studio の一部のエディションに含まれています。そのほとんどは、RAD Studio のインストール後に、機能マネージャ ダイアログ、GetIt パッケージ マネージャ、または CodeCentral からソフトウェアをダウンロードしてインストールできます。一部は、RAD Studio のインストール中にインストールすることもできます。
ソフトウェア | 機能の有無 | 重要メモ | ||
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インストーラ | GetIt | オフライン インストーラ | ||
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「Windows 10 SDK」セクションを参照。 | ||
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「Android JDK、SDK、NDK」セクションを参照。 | ||
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|
「Android JDK、SDK、NDK」セクションを参照。 | ||
Boost(C++ 用) |
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「TeeChart 機能との依存関係」セクションを参照。 | |||
InterBase Express(IBX)コンポーネント |
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InterBase 2020 Developer Edition |
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FastReport 2.8(FireMonkey 用 FMX Embarcadero エディション) |
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Windows 10 SDK
RAD Studio の C++ または Delphi サポートのインストールを選択すると、RAD Studio インストーラは、Desktop Bridge サポートに必要な Windows 10 SDK インストーラを開きます。
Windows API ヘッダー ファイルを完成させるには、Windows 10 SDK をインストールする必要があります。
Windows 10 SDK をインストールしたくない場合は、開いた Windows 10 SDK インストーラを閉じてください。
Android JDK、SDK、NDK
インストールする RAD Studio に Android のサポートを含める場合、RAD Studio インストーラは、[追加選択]ページで Android 開発に必要な追加ソフトウェアも提供します:
- Android SDK 25.2.5 - NDK(android-ndk-17b)
- AdoptOpenJDK 8。
- これらの機能は、後ほど機能マネージャ ダイアログからインストールすることができます。
- JDK がすでにシステムにインストールされていたとしても、AdoptOpenJDK 8 の選択により、このバージョンの JDK をインストールされ、現在の JDK パスが修正されます。
- Android 開発ツールのインストールを選択した場合、対応するライセンスを許諾するためのプロンプトが表示されます。
FastReport(VCL)と TeeChart Standard の依存関係
FastReport では、TeeChart Standard の一部のコンポーネントを使用しています。FastReport と一緒に TeeChart Standard も選択すると、両方の機能が RAD Studio にインストールされて、FastReport のすべての機能を利用できるようになります。
登録に関する注意事項
アップデート サブスクリプション プラン
アップデート サブスクリプション プランに加入中の場合は次のように登録を行います。
- RAD Studio の旧バージョンがマシンにインストールされていて、そこにアップデート サブスクリプション プランが設定されている場合、インストール ウィザードによって自動的にライセンスが検出されます。
- それ以外の場合は、アップデート サブスクリプション プランの対象となっている旧バージョンの RAD Studio と同じ Serial Number を使って、インストールした新しい RAD Studio を登録することができます。
ネットワーク ライセンス
Embarcadero License Center、FLEXnet、または AppWave で管理するネットワーク ライセンスを購入された場合、ライセンス サーバー管理者から受け取ったネットワーク ライセンス ファイル(named*.slip
または concurrent*.slip
)を、RAD Studio をインストールしたいシステムにコピーします。
RAD Studio のインストール中にライセンス情報を入力するよう求められたら、次の手順を実施してください。
- [インポートする有効なライセンス ファイル (*.slip または reg*.txt) を持っている]を選択します。
- Embarcadero 製品登録ツールが開くので、[インポート...]を選択します。
- 登録ファイルを探して選択し、[開く]を選択します。
- 登録ファイルのインポートが終わったら、[OK]を選択して Embarcadero 製品登録ツールを閉じます。
- インストール ウィザードの指示に従って残りのステップを実行し、RAD Studio のオフライン インストールを最後まで行います。
インストールに関する既知の問題
RAD 12.1 パッケージ エラーの設定の移行
RAD Studio 12.0 の設定を RAD Studio 12.1 インストールに移行すると、パッケージ win64xdebugide290.bpl
が見つからないというエラーが表示されます(「パッケージ C:\Programs\Embarcadero\Studio\23.0\Bin\win64xdebugide290.bpl を読み込めません」)。このパッケージは RAD Studio 12.1 では使用および出荷されておらず、このエラーは、設定移行時にのみ表示されます。オプション いいえ を選択すると、IDE はパッケージのロードを再度試行は行いません。
ISO インストーラを使用する場合の JDK インストール シーケンス
オフライン インストール(GOF イメージ)を使用して RAD Studio 12 をインストールする場合、Android SDK の設定が正しく構成されない場合があります。これは、Android SDK インストールでは Java JDK が必要ですが、これは後からインストールされるためです。
回避策としては、Android SDK のインストールを後からにします。これは、[機能の管理]ダイアログ ボックスを開いて設定することができます。この問題はオフライン インストールのみ該当します。オンライン getit サーバーを使用する場合には、インストール順序は問題ありません。
iOS 17.4 シミュレータ
iOS 17.4 をターゲットとした iOS シミュレータで FireMonkey アプリを実行すると、クラッシュする可能性があります。これは、OpenGL の非互換性が原因です。回避策は、Metal レンダリング エンジンを有効にするか、iOS シミュレータで以前の iOS バージョンをターゲットにすることです。
IDE ビュー - フォーカス
高 DPI 画面では、エディタにドッキングされたウィンドウと分割ビューで、タイトル バーが間違った背景色で表示される場合があります。
オフライン インストーラで実行されるインストールで、サブディレクトリを紛失する
- Delphi
オフライン インストーラを使用した場合、Delphi/64bit Linux の参照パスでさまざまなディレクトリが欠けています。
これを修正するには、 [ツール|オプション...|Delphi|ライブラリ] に移動し、64 ビット Linux を選択し、次の文字列を[参照パス]フィールドに貼り付けます:
$(BDS)\source\rtl\common;$(BDS)\source\rtl\sys;$(BDS)\source\rtl\linux;$(BDS)\source\ToolsAPI;$(BDS)\source\IBX;$(BDS)\source\Internet;$(BDS)\source\Property Editors;$(BDS)\source\soap;$(BDS)\source\xml;$(BDS)\source\Indy10\Core;$(BDS)\source\Indy10\system;$(BDS)\source\Indy10\Protocols;$(BDS)\source\fmx;$(BDS)\source\databinding\components;$(BDS)\source\databinding\engine;$(BDS)\source\databinding\graph;$(BDS)\source\data;$(BDS)\source\data\ado;$(BDS)\source\data\cloud;$(BDS)\source\data\datasnap;$(BDS)\source\data\dbx;$(BDS)\source\data\dsnap;$(BDS)\source\data\Test;$(BDS)\source\data\vclctrls;$(BDS)\source\rtl\posix;$(BDS)\source\rtl\posix\linux;$(BDS)\source\data\datasnap\connectors;$(BDS)\source\data\datasnap\proxygen;$(BDS)\source\DataExplorer;$(BDS)\source\Experts;$(BDS)\source\indy\abstraction;$(BDS)\source\indy\implementation;$(BDS)\source\indyimpl;$(BDS)\source\Property Editors\Indy10;$(BDS)\source\soap\wsdlimporter;$(BDS)\source\Visualizers;;$(BDS)\source\data\rest;$(BDS)\source\data\firedac;$(BDS)\source\tethering;$(BDS)\source\DUnitX;$(BDS)\source\data\ems;$(BDS)\source\rtl\net
- C++Builder
オフライン インストーラを使用した場合、C++ / 32-bit Windows のシステム インクルード パスで FMX サブフォルダが欠けています。
これを修整するには、 [ツール|オプション|C++ オプション|パスとディレクトリ|32 ビット Windows] 、[コンパイラ]タブを選択し、次の文字列を[システム インクルード パス] フィールドに貼り付けます:
$(BDSINCLUDE);$(BDSINCLUDE)\dinkumware64;$(BDSINCLUDE)\windows\crtl;$(BDSINCLUDE)\windows\sdk;$(BDSINCLUDE)\windows\rtl;$(BDSINCLUDE)\windows\vcl;$(BDSINCLUDE)\windows\fmx;$(BDSCOMMONDIR)\hpp\$(Platform)
サポートへの連絡
RAD Studio のインストール中に問題が発生した場合は、問題の情報をお知らせください。