デフォルトの LiveBinding メソッド

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LiveBinding でのカスタム書式設定式およびカスタム解析式の使用 への移動


RAD Studio には、LiveBinding の書式設定式およびカスタム解析式で使用できる以下のメソッドが用意されています。

メソッド 説明

CheckedState(チェック ボックス)

VCL チェック ボックスを評価し、以下のいずれかの値の文字列を返します。

  • 'True' (チェック ボックスの StatecbChecked の場合)
  • 'False' (チェック ボックスの StatecbUnchecked の場合)
  • '' (チェック ボックスの StatecbGrayed の場合)

DBUtils_ActiveRecord(データセット)

データセットを評価し、現在のレコードのインデックスを返します。

DBUtils_BoolValue(値)

指定された値を論理値として返します。

DBUtils_ValidRecNo(データセット, インデックス)

次のいずれかを返します。

  • 指定されたデータセットに存在する場合は指定されたインデックス。
  • 指定されたインデックスがデータセットに存在しない場合は、データセットの既存のインデックス。
  • 第 1 パラメータがデータセットでないか、データセットにレコードがない場合は -1

Format(書式文字列, 引数 1, 引数 2, …)

System.SysUtils.Format と同様に機能します。ただし、第 2 パラメータとして配列を想定するのではなく、任意の引数を追加パラメータとして取ります。

たとえば、Delphi で Format('%d %d', [1, 2]) となるものは、ここでは Format("%d %d", 1, 2) となります。

FormatDateTime(書式文字列, 日付)

System.SysUtils.FormatDateTime と同様に機能します。

IfAll(引数 1, 引数 2, …)

すべての引数の評価結果が True になる場合にのみ、True を返します。それ以外の場合は False を返します。

IfAny(引数 1, 引数 2, …)

少なくとも 1 つの引数の評価結果が True になる場合は、True を返します。すべての引数の評価結果が False になる場合は、False を返します。

IfThen(条件, true の場合の値, false の場合の値)

条件 の評価結果が True になる場合は、真の場合の値 を返します。それ以外の場合は、偽の場合の値 を返します。

Lookup(スコープ ルックアップ, キー フィールド, キー値, 結果フィールド)

Data.Bind.Components.IScopeLookup.Lookup と同様に機能します。なお、スコープ ルックアップ は、IScopeLookup を実装しているオブジェクトで、残りの引数は IScopeLookup.Lookup のパラメータです。

LowerCase(文字列)

System.UnicodeString.LowerCase と同様に機能します。

Math_Max(値 1, 値 2)

System.Math.Max と同様に機能します。

Math_Min(値 1, 値 2)

System.Math.Min と同様に機能します。

Round(値)

System.Round と同様に機能します。

SelectedDateTime(エディタ)

Data.Bind.Components.IBindDateTimeEditEditor.SelectedDateTime と同様に機能します。

SelectedItem(エディタ)

Data.Bind.Components.IBindListEditorCommon.GetSelectedItem と同様に機能します。

SelectedLookupValue(エディタ)

Data.Bind.Components.IBindListLookupEditor.GetSelectedLookupValue と同様に機能します。

SelectedText(エディタ)

Data.Bind.Components.IBindListEditorCommon.GetSelectedText と同様に機能します。

SelectedValue(エディタ)

Data.Bind.Components.IBindListEditorCommon.GetSelectedValue と同様に機能します。

StrToDateTime(文字列)

System.SysUtils.StrToDateTime と同様に機能します。

SubString(文字列, インデックス, 個数)

System.UnicodeString.SubString と同様に機能します。

SynchIndex(エディタ)

Data.Bind.Components.IBindListSynchEditor.GetSynchIndex と同様に機能します。

ToNotifyEvent(値)

イベントに変換します。

ToStr(値)

文字列に変換します。

ToVariant(値)

バリアントに変換します。

UpperCase(文字列)

System.UnicodeString.UpperCase と同様に機能します。

関連項目