標準イベントの概要
標準イベントの実装 への移動
標準イベントには 2 つの種類があります。 すべてのコントロールに定義されているイベントと、標準ウィンドウ付きコントロールにのみ定義されているイベントです。
すべてのコントロールの標準イベント
最も基本的なイベントは TControl クラスに定義されています。ウィンドウ付きコントロール、グラフィック コントロール、カスタム コントロールのどれであろうと、コントロールはすべてこれらのイベントを継承します。下記のイベントはすべてのコントロールで使用できます。
- OnClick
- OnDblClick
- OnDragDrop
- OnDragOver
- OnEndDrag
- OnMouseMove
- OnMouseDown
- OnMouseUp
標準イベントには、それぞれ対応する仮想 protected メソッドが TControl に宣言されており、その名前はイベント名に対応しています。たとえば、OnClick イベントは Click というメソッドを呼び出し、OnEndDrag イベントは DoEndDrag いうメソッドを呼び出します。
標準コントロールの標準イベント
標準ウィンドウ付きコントロール（TWinControl から派生したもの）には、すべてのコントロールに共通のイベントに加えて、下記のイベントがあります。
- OnEnter
- OnKeyPress
- OnKeyDown
- OnKeyUp
- OnExit
TControl の標準イベントと同様に、ウィンドウ付きコントロールのイベントにも対応するメソッドがあります。上記の標準キー イベントは、すべての標準キーストロークに応答します。
メモ： ただし、Alt キーなどの特殊なキーストロークに応答するには、Windows の WM_GETDLGCODE メッセージまたは CM_WANTSPECIALKEYS メッセージに応答する必要があります。 メッセージ ハンドラの作成については、「Windows API メッセージング ソリューションの使用」を参照してください。