Bluetooth の使用
マルチデバイス アプリケーションでの RTL の使用 への移動
RTL には、アプリケーションに Bluetooth サポートを実装するためのクラスが用意されています。アプリケーションを Bluetooth 対応のデバイスで実行する場合、アプリケーションでデバイスの Bluetooth 機能を使用して、リモート デバイスのアプリケーションに接続し、それらのリモート アプリケーションとデータを交換することができます。
目次
プラットフォーム サポート
プラットフォーム | クラシック Bluetooth | Bluetooth LE | |
---|---|---|---|
クライアント | サーバー | ||
Windows* |
|
8 以上 |
|
macOS |
|
10.7 以上 |
10.9 以上 |
iOS |
5 以上 |
6 以上 | |
Android |
|
4.3 以上 |
5 以上 |
*Windows Server では Bluetooth をサポートしていません(「Windows での Bluetooth の汎用サポート」を参照)。
macOS および iOS の場合、BluetoothLE は、次のハードウェアでのみサポートされています:
- macOS:
- Mac Mini
- Mac Air: mid2011 以上
- MacBook Pro: mid2012 以上
- iOS:
- iPhone 4S 以上
- iPad 3 以上 (Retina 対応)
- iPod Touch (第 5 世代)以上
iOS におけるクラシック Bluetooth
RTL では iOS でのクラシック Bluetooth をサポートしていません。これは、クラシック Bluetooth の SDK にアクセスが許可されているのはハードウェア メーカーのみだからです。詳細は、「Apple Developers: MFi Program」(Apple デベロッパ: MFi プログラム)を参照してください。
クラシック Bluetooth と Bluetooth Low Energy
クラシック Bluetooth
- Bluetooth LE 技術よりもスループット(処理能力)が優れているため、データ ストリーミングを伴うアプリケーションに有効。
- データ転送速度: 2Mbps
- 消費電力が大きい。ある種のデバイス(ウェアラブルなど)には適さない。
- 車載ハンズフリー機器などでよく使用される(ハンズフリー プロファイル)。
- 技術的には、標準 Bluetooth プロファイル(SPP、DUN、PAN)に基づいている。
- プロトコルは最大 7 スレーブまでに制限される。
Bluetooth Low Energy
- 少量のデータを定期的に転送する必要があるアプリケーションに有効。
- データ転送速度: 100 Kbps 未満
- 消費電力が非常に小さい(一連の工業技術および無線技術で確保)。
- 技術的には、GATT プロファイル(汎用属性プロファイル)に基づいている。
- 多数のスレーブをサポート。
- 接続に要する時間が短く、ペア設定処理は不要。Bluetooth LE では、デバイスに接続して情報を読み書きする必要があるだけ。
メモ: iOS プロパティのリストには、Bluetooth LE の設定について記載されています。