DLL である Web アプリケーションのデバッグ

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ISAPI、NSAPI、Apache アプリケーションは実際には、事前定義されたエントリ ポイントを格納した DLL です。Web サーバーは、これらエントリ ポイントに呼出しを行うことで、リクエスト メッセージをアプリケーションに渡します。これらのアプリケーションは DLL であるため、アプリケーションの実行時引数を設定してサーバーを起動することで、デバッグを行うことができます。

アプリケーションの実行パラメータを設定するには、[実行|実行時引数]を選択し、[ホスト アプリケーション]および[実行時の引数]を設定し、Web サーバーの実行可能ファイルと、それを起動する際に必要な引数を指定します。Web サーバー上でのこれらの値の詳細については、各 Web サーバー ベンダーによって提供されているドキュメントをを参照してください。

メモ: Web サーバーによっては、この方法でホスト アプリケーションを起動する権限を得る前に、さらに変更が必要が場合があります。詳細については、Web サーバー ベンダーを参照してください。
ヒント: Windows 2000 を IIS 5 と共に使用している場合、適切に権限を設定するための変更の詳細については、次の Web サイトで説明されています。 How to debug ISAPI DLL(EN)

[ホスト アプリケーション]と[実行時の引数]を設定したら、ブレークポイントを設定することができます。すると、サーバーがリクエスト メッセージを DLL に渡した際に、それらブレークポイントのいずれかに到達すると、通常通りにデバッグすることができます。

メモ: Web サーバーをアプリケーションの実行時引数を使用して起動する前に、サーバーがすでに実行していることを確認してください。

DLL デバッグに必要なユーザー権限

Windows では、DLL をデバッグするのに、適切なユーザー権限がなければなりません。

これらの権限を取得するには:

  1. コントロール パネルの管理ツールで、[ローカル セキュリティ ポリシー]をクリックします。ローカル ポリシーを展開し、[ユーザー権利の割り当て]をダブルクリックします。右側のパネルにある、オペレーティング システムの[機能]をダブルクリックします。
  2. [追加]を選択して、リストにユーザーを追加します。現在のユーザーを追加します。
  3. 再起動して、変更を有効にします。

関連項目