Mac 上でのデバッグをサポートする権限の取得
プラットフォーム アシスタント サーバー アプリケーション: PAServer への移動
macOS 上のデバッグは特権が必要な操作であるため、適切なアクセス権を持つプロセスだけがデバッガとして動作できます。 RAD Studio では、dbkosx_16_0
(アクセス特権が必要な実行可能ファイル)にコード署名することでこの要件を満たしています。 Mac 上のデバッグがサポートされるよう保証するには、Developer Tools Access のダイアログ ボックスで管理者またはルート ユーザーのパスワードを使ってログインする必要があります。
- セッション内で初めてプラットフォーム アシスタントを起動するとき(または Mac でデバッグ セッションを開始するとき)に、Mac により Developer Tools Access のログイン ダイアログが表示されます。 ここには、その Mac のルート ユーザーのパスワードを入力する必要があります。 このパスワードが必要なのはセッションごとに 1 回だけです。
- リモートで Mac にアクセスしている場合、Mac アプリケーションへのデバッグ アクセスを保証するためには、もう 1 つ追加のステップが必要になる可能性があります。
- アプリケーションをデバッグしようとすると、Mac から次のメッセージが出力される場合があります。
Error: file permissions do not allow debugging
(エラー: このファイル権限ではデバッグを実行できません)
- このエラー メッセージが出力された(または Developer Tools Access のダイアログ ボックスが繰り返し表示される)場合には、慎重に検討したうえでデバッガに対する権限を割り当てようと判断するかもしれません。その場合には、次のように
dbkosx_16_0
のユーザー ID をルートに設定します。
-
sudo chown root dbkosx_16_0
sudo chmod u+s,g+x dbkosx_16_0
注意: これらの
sudo
コマンドを実行すると重大なセキュリティ上のリスクが発生する可能性があるため、注意が必要です。 予防策を講じておくことをお勧めします。 元のdbxosx_16_0
ファイルのコピーを作成しておいてください。 アプリケーションをデバッグした後は、ユーザー ID をルートに設定したdbxosx_16_0
ファイルを削除して、元のファイルを復元します。