RAD サーバー クライアント アプリケーション
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EMS クライアント アプリケーションは、EMS サーバーから提供されるサービスを使用する REST アプリケーションです。
EMS クライアント アプリケーションでは、EMS サーバーへの REST API 呼び出しを行って、データの取得、作成、更新を行います。EMS サーバー リソースや EMS データベース内の情報にアクセスするため、EMS クライアント アプリケーションでは、管理用の組み込み API かカスタム API を使用できます。
EMS クライアント アプリケーションから EMS サーバー サービスの使用を開始するには、デスクトップ アプリケーションまたはマルチデバイス アプリケーションを作成し、TEMSProvider コンポーネントを使用して EMS サーバーへの接続をセットアップします。
既存の FireDAC コンポーネントを EMS クライアント アプリケーションで使用することもできます。「チュートリアル:FireDAC EMS クライアント アプリケーションを実装する」を参照してください。
目次
EMS クライアント アプリケーションから EMS サーバーへの接続
TEMSProvider コンポーネントを使用すると、EMS サーバーへの接続をセットアップできます。接続が適切にセットアップされるように次のプロパティを編集します。
- URLHost: EMS サーバーの URL です。次の値を使用します。
localhost
(EMS サーバーが同じマシンで動作している場合)- リモート EMS サーバーの IP アドレス(EMS サーバーが別のマシンで動作している場合)
- URLPort: EMS サーバーの接続ポートです。
- デフォルト値:
8080
- デフォルト値:
- URLProtocol: EMS サーバーに対する要求の URL プロトコル識別子です。
- デフォルト値:
http
- デフォルト値:
- URLBasePath(運用環境用):emsserver.dll および emsserver.dll ファイル名の仮想ディレクトリです。
- デフォルト値(運用環境):
/emsserver/emsserver.dll
- デフォルト値(運用環境):
EMS サーバーへの接続に必要な EMS サーバーの権限付与設定を構成します。
EMS クライアント アプリケーションから EMS リソース エンドポイントへのアクセス
次のコンポーネントを EMS クライアント アプリケーションで使用すると、EMS サーバーのエンドポイントにアクセスできます。
メソッド | 用途 |
---|---|
EMS ユーザーの取得、更新、削除 | |
ログイン、ロクアウト、登録、他の TBackend コンポーネントに対する認証の設定 | |
特定のまたはカスタムの EMS エンドポイント リソースの呼び出し | |
EMS グループの追加、取得、更新、削除 | |
EMS カスタム リソースの呼び出し、FireDAC を使ったテーブルの取得または更新 |
- メモ: TBackendUsers、TBackendQuery、TBackendAuth の各コンポーネントは(BaaS プロバイダとしての)Parse や Kinvey とも連携します。
TBackendEndpoint コンポーネントの使用
TBackendEndpoint コンポーネントを使用する場合は、アクセス先の EMS リソース エンドポイントから次の情報が必要になります。
- リソース: EMS リソースの名前。
- リソース サフィックス: リソース エンドポイント メソッドにおける詳細なサフィックス(必要な場合)。
- メソッド: 呼び出される EMS リソース エンドポイント メソッドの種類。
EMS エンドポイント メソッドは EMS リソースに定義されています。使用可能な選択肢を次の表に示します。
メソッド | 用途 | 説明 |
---|---|---|
rmGET |
EMS リソースからデータを取得 |
エンドポイントは、HTTP GET を使って呼び出されます。 |
rmPUT |
EMS リソースにデータを挿入 |
エンドポイントは、HTTP PUT を使って呼び出されます。 |
rmPOST |
全部の EMS リソースを更新 |
エンドポイントは、HTTP POST を使って呼び出されます。 |
rmPATCH |
一部の EMS リソースを更新 |
エンドポイントは、HTTP PATCH を使って呼び出されます。 |
rmDELETE |
EMS リソースを削除 |
エンドポイントは、HTTP DELETE を使って呼び出されます。 |