インプロセスまたはアウトオブプロセスサーバー用の ASP の作成
ASP(Active Server Page)の作成:インデックス への移動
ASP ページの Server.CreateObject を使用して,必要に応じてインプロセスまたはアウトオブプロセスサーバーを起動できます。ただし,インプロセスサーバーを起動する方がより一般的です。
ほとんどのインプロセスサーバーと違って,インプロセスサーバー内の Active Server オブジェクトはクライアントのプロセス空間内では動作しません。そのかわりに,IIS プロセス空間内では動作します。つまり,(ActiveX オブジェクトを使用する場合のように)クライアントがアプリケーションをダウンロードする必要がありません。アウトオブプロセスサーバーと比べると,インプロセスコンポーネント DLL の方がより高速で安全なので,サーバー側での使用により適しています。
アウトオブプロセスサーバーは安全性が低いので,アウトオブプロセスの実行可能ファイルを使用できないように IIS を設定するのが普通です。この場合,Active Server オブジェクト用にアウトオブプロセスサーバーを作成すると,たとえば次のようなエラーメッセージが表示されます。
Server object error 'ASP 0196' Cannot launch out of process component /path/outofprocess_exe.asp, line 11
また,アウトオブプロセスコンポーネントは,各オブジェクトインスタンスについて個別のサーバープロセスを作成することがよくあるので,CGI アプリケーションよりも動作が鈍くなります。このコンポーネントには,コンポーネント DLL ほどのスケーラビリティはありません。
サイトにとってパフォーマンスとスケーラビリティを優先する場合,インプロセスサーバーを使用することを強くお勧めします。ただし,トラフィックが普通または少なめのイントラネットサイトでなら,サイト全体のパフォーマンスを低下させずにアウトオブプロセスコンポーネントを使用することができます。