タイムアウトの制御

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ConnectionTimeout プロパティと CommandTimeout プロパティを使用すると,コマンドの実行時や接続の確立時に,どれだけの時間が経過したらその処理を失敗とみなして中止するかを制御できます。

ConnectionTimeout は,データストアへの接続を試行してどれだけの時間が経過したらタイムアウトにするかを秒単位で指定します。ConnectionTimeout で指定された時間内に接続が成功しなかった場合,その接続の試みは中止されます。



 with ADOConnection1 do begin
   ConnectionTimeout := 10 {秒};
   Open;
 end;



   ADOConnection1->ConnectionTimeout = 10; // 秒
   ADOConnection1->Open();



ConnectionTimeout は,コマンドの試行がタイムアウトになるまでの時間を秒単位で指定します。Execute メソッドの呼び出しによって開始されたコマンドが,CommandTimeout で指定された時間内に正常終了しなかった場合,そのコマンドは取り消され,ADO は例外を発生させます。



 with ADOConnection1 do begin
   CommandTimeout := 10 {秒};
   Execute("DROP TABLE Employee1997", cmdText, []);
 end;



   ADOConnection1->ConnectionTimeout = 10;
   ADOConnection1->Execute("DROP TABLE Employee1997", cmdText, TExecuteOptions());



関連項目