単純なデータセットのセットアップ
単純なデータセットの使用 への移動
単純なデータセットのセットアップには、2 つの基本的なステップが必要です。次の情報をセットアップします。
- 接続情報
- データセット情報
以下の手順では、単純なデータセットのセットアップについてさらに詳しく説明します。
TSimpleDataSet を使用するには:
- データ モジュールまたはフォームに TSimpleDataSet コンポーネントを配置します。コンポーネントの Name プロパティに、アプリケーションに適した一意な名前を設定します。
- データが格納されているデータベース サーバーを特定します。これには次の 2 つの方法があります。
- 接続ファイルに名前付き接続がある場合は、Connection プロパティを展開し、ConnectionName の値を指定します。
- 接続プロパティ、トランザクション サポート、ログイン サポート、複数のデータセットに単一の接続を使用できる機能に対する管理を強化するには、かわりに別個の TSQLConnection コンポーネントを使用します。この TSQLConnection コンポーネントを TSimpleDataSet の Connection プロパティの値として指定します。
- サーバーから取得するデータを指定するには、DataSet プロパティを展開し適切な値を設定します。サーバーからデータを取得するには、次の 3 とおりの方法があります。
- CommandType を ctQuery に設定し、CommandText には、サーバー上で実行する SQL 文を設定します。この SQL 文は一般に SELECT 文です。パラメータの値は、Params プロパティを使って指定します。
- CommandType を ctStoredProc に設定し、CommandText には、実行するストアド プロシージャの名前を設定します。入力パラメータの値は、Params プロパティを使って指定します。
- CommandType を ctTable に設定し、CommandText には、使用するレコードのデータベース テーブル名を設定します。
- データがビジュアル データ コントロールで使用される場合は、フォームやデータ モジュールにデータ ソース コンポーネントを追加し、その DataSet プロパティに TSimpleDataSet オブジェクトを設定します。データ ソース コンポーネントでは、クライアント データセットのインメモリ キャッシュ内のデータをデータ対応コンポーネントに転送して表示させます。データ対応コンポーネントを、それらの DataSource プロパティと DataField プロパティを使ってデータ ソースに接続します。
- Active プロパティを True に設定して(あるいは、実行時に Open メソッドを呼び出して)、データセットをアクティブにします。
- ストアド プロシージャを実行した場合は、Params プロパティを使用して出力パラメータを取得します。
- ユーザーが単純なデータセット内のデータを編集した場合は、レコードの更新を呼び出して、それらの編集内容をデータベース サーバーに戻すことができます。