[評価/変更]
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既存の式やプロパティの値を評価、変更します。これが便利なのは、デバッガを終了して、ソース コードを変更し、プログラムを再コンパイルするという一連の操作をしないで、コードの修正をテストする場合です。[評価/変更]ダイアログ ボックスには、次の表の最初の列のボタンが表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
[評価する式]編集ボックスの式が評価され、[結果]編集ボックスにその値が表示されます。
| |
[評価する式]ボックスの式の値が、[新しい値]ボックスの値を使用して変更されます。 | |
選択した式の監視を作成します。 | |
選択したデータ要素の[デバッグ インスペクタ]を新しく表示します。データ構造、クラス、および配列の詳細を確認するときに便利です。 | |
外部ビューア タイプのビジュアライザが式の型に対して利用可能であるときにだけ表示されます。ボタンの下矢印をクリックして、利用可能なビジュアライザから選択します。別のウィンドウが開き、ビジュアライザでデータが表示されます。 | |
ヘルプ トピックを表示します。 | |
[評価する式] |
評価または変更する変数、フィールド、配列またはオブジェクトを入力します。デフォルトでは、コード エディタのカーソル位置の単語が[評価する式]ボックスに入ります。この式をそのまま使用することも、別の値を入力したり、以前に評価した式の履歴リストから式を選択することもできます。関数呼び出しを評価するには、プログラムに入力したとおり、関数名、丸かっこ、引数を入力します。ステートメントの最後にあるセミコロン(;)は入力しません。 |
[結果] |
[評価]または[変更]を選択した後に、[評価する式]ボックスで指定した項目の値が表示されます。 |
[新しい値] |
[評価する式]ボックスで指定した項目の新しい値を指定します。値を変更する場合は、この項目の新しい値を入力します。 |
表示書式指定子
デフォルトでは、デバッガは、式のデータ型に一致する形式で結果を表示します。たとえば、整数値は 10 進形式で表示されます。表示書式を変更するには、式の後にコンマ(,)で区切って書式指定子を入力します。
[評価/変更]の書式指定子を次の表に示します。
指定子 | 影響を受ける型 | 説明 |
---|---|---|
,C |
文字型、文字列型 |
文字です。 Delphi の場合、ASCII コードの 0 から 31 までの文字を Delphi 言語の #nn 表記で表示します。 |
,S |
文字型、文字列型 |
文字列です。 Delphi の場合、ASCII コードの 0 から 31 までの文字を Delphi 言語の #nn 表記で表示します。 |
,D |
整数型 |
10 進数です。整数値を 10 進形式で表示します。これには、データ構造内の整数値も含まれます。 |
,H または ,X |
整数型 |
16 進数です。整数値を 16 進形式(先頭に $)で表示します。これには、データ構造内の整数値も含まれます。 |
,Fn |
浮動小数点型 |
浮動小数点数です。 Delphi でのみサポートされています。有効数字 n 桁まで表示します(n は 2 から 18 まで)。たとえば、浮動小数点値の最初の 4 桁を表示するには、「,F4」と入力します。n が指定されていない場合、デフォルトは 11 です。 |
,R |
レコード型 |
レコード/構造体です。 Delphi の場合、フィールド名とフィールド値の両方を表示します。たとえば、(1,10,5) ではなく、(X:1;Y:10;Z:5) のように表示されます。 |