[アプリケーション]オプション

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[プロジェクト|オプション...|アプリケーション]

[アプリケーション] ページを使用すると、現在のアプリケーションのオプションを設定できます。

オプション 説明

[ターゲット]、[適用...]、[保存...]

[ターゲット]オプション」を参照。

共通項目

[<プロジェクト名> のプロジェクト オプション]ページの共通項目」を参照。

[アプリケーション]ページには、選択されたターゲット プラットフォームによって、異なるオプションが表示されます。

デスクトップ プラットフォームのアプリケーション オプション

ApplicationOptionsWindows.png  ApplicationOptionsOSX.png

マルチデバイス アプリケーションの場合、[アプリケーション]ページで以下のオプションを構成することができます。

[アプリケーション アイコンの設定]

オプション 説明

[アイコン]

(Windows アプリケーション用)

出力ファイルに挿入されるアイコン ファイル(.ico)を指定します。このダイアログ ボックスに表示されているアプリケーション アイコンが、Windows エクスプローラで出力ファイル名の横に表示されます。

  • [アイコンの読み込み...]をクリックすると、[アプリケーション アイコン]ダイアログ ボックスが表示され、.ico ファイルを探して選択することができます。
  • [デフォルト]をクリックすると、アプリケーション用に用意されている元のデフォルト アイコンに戻すことができます。

RAD Studio では、パーソナリティごとに .ico ファイルを用意しています(製品のインストール ディレクトリの /bin ディレクトリにあります)。それぞれの .ico ファイルには、さまざまなサイズのアイコンのセットが含まれています。Windows プラットフォームでは、状況に応じた適切なサイズが自動的に選択されます。

delphi_PROJECTICON.ico

object_pascal_PROJECTICON.ico

DelphiPROJICON.png

cbuilder_PROJECTICON.ico

CbuilderPROJICON.png

コンソール アプリケーションの場合には、アプリケーション アイコンの設定が無効になります。Windows では、標準のコンソール モード アイコンがデフォルトで使われます。コンソール アプリケーションのアイコンを変更したい場合は、Delphi @ About.com のチュートリアル「Change the Default Application Icon for a Console Mode Delphi Application(コンソール モードの Delphi アプリケーションのデフォルト アプリケーション アイコンを変更する)」を参照。

[Icns アイコン]

(FireMonkey OS X アプリケーション用)

出力ファイルに挿入される Icns アイコン ファイル(.icns)を指定します。このダイアログ ボックスに表示されるアイコンが、OS X 上でアプリケーションを表すために使われます。

  • [Icns の読み込み...]をクリックすると、[アプリケーション Icns]ダイアログ ボックスが表示され、.icns ファイルを探して選択することができます。
  • [デフォルト]をクリックすると、RAD Studio アプリケーション用に用意されている元のデフォルト アイコンに戻すことができます。

RAD Studio では、パーソナリティごとに .icns ファイルを用意しています(製品のインストール ディレクトリの /bin ディレクトリにあります)。ファイル名は以下のとおりです。

  • object_pascalPROJECTICNS.icns
  • delphi_PROJECTICNS.icns
  • cbuilder_PROJECTICNS.icns

それぞれの .icns ファイルには、さまざまなサイズのアイコンのセットが含まれています。OS X によって、状況に応じた適切なサイズが自動的に選択されます。お使いのアプリケーション用有効な Icns アイコン作成についての詳細は、以下を参照。

マニフェスト ファイル(Windows のみ)

オプション 説明

[自動生成]

マニフェスト ファイルが自動的に生成されるかどうかを示します。次のオプションのいずれか 1 つを選択することができます:

  • [なし]: マニフェスト ファイルは生成されない。
  • [自動生成]: マニフェスト ファイルは下の設定に応じて自動生成される。
  • [カスタム]: カスタム マニフェストを用意する場合にはこのオプションを使用。フィールド[カスタム マニフェスト]を使用して .manifest ファイルを指定します。

[ランタイム テーマを有効にする]

開発中のアプリケーションで、ランタイム テーマを使用するかを指定します。

[高 DPI の有効化]

アプリケーションは DPI 対応かどうかを示します。

[管理者権限の有効化]

アプリケーションが管理者権限を必要とするかどうかを示します。

このオプションを選択した場合、アプリケーションは管理者権限で実行しなければなりません。管理者権限のないユーザーでアプリケーションを実行しようとすると、システムから認証情報が求められます。

メモ: このオプションを選択した場合、アプリケーションの実行またはデバッグを可能にするため、IDE を管理者として実行しなければなりません。そうでなければ、オペレーションはより高い権限が必要であることを示す、エラーを表示します。

[カスタム マニフェスト]

[カスタム]を選択した場合、[カスタム マニフェスト]フィールドが有効になります。省略ボタン [...] をクリックして、.manifest ファイルを参照します。

詳細とカスタム Windows アプリケーション マニフェスト ファイルの例は、「Windows アプリケーションのマニフェスト ファイルのカスタマイズ」を参照。

[出力設定]

オプション 説明

[ターゲット ファイル拡張子] 

最終的なターゲット ファイルの拡張子を指定します。

iOS のアプリケーション オプション

ApplicationOptionsiOS.png

iOS アプリケーションの場合、[アプリケーション]ページには次の 2 つのタブが表示されます。

  • [iPhone]
  • [iPad]

iOS アプリケーション用のアイコン

iPhone および iPad プラットフォームに対して、RAD Studio は、FireMonkey iOS アプリケーション用に使用できるアイコン ファイルを、さまざまなサイズの .png ファイル形式で用意しています。これらのファイルは、製品インストール ディレクトリの下の /bin/Artwork/iOS ディレクトリに置かれています。

たとえば、次に挙げるのは、RAD Studio で提供されている一部のアイコン ファイルの名前です。

  • FM_ApplicationIcon_57x57.png
  • FM_LaunchImage_640x960.png
  • FM_SettingIcon_29x29.png
  • FM_SpotlightSearchicon_100x100.png

iOS アプリケーションと一緒に配置される画像やアイコンを構成するには、プラットフォームごとのタブ([iPhone]または[iPad])で、各フィールドの参照ボタン(ProjectOptionsEllipsis.jpg)をクリックしてください。

[iPhone]タブ

フィールド 説明
[アプリケーション アイコン (57x57)] アプリケーションを表すアイコン。ユーザーがホーム画面に置き、タップしてアプリケーションを起動するためのアイコンです。
[アプリケーション アイコン (60x60)]
[アプリケーション アイコン (114x114)]
[アプリケーション アイコン (120x120)]
[起動画像 (320x480)] アプリケーションの最初の画面に一時的に表示される画像。

この起動画像は、アプリケーションの読み込みが終わってこの画像の領域に現れるまでの間、アプリケーションの代わりに表示されます。

[起動画像 (640x960)]
[起動画像 (640x1136)]
[スポットライト検索アイコン (29x29)] 設定ページおよびスポットライト検索結果でアプリケーションを表すアイコン。
[スポットライト検索アイコン (40x40)]
[スポットライト検索アイコン (58x58)]
[スポットライト検索アイコン (80x80)]


[iPad]タブ

フィールド 説明
[アプリケーション アイコン (72x72)] アプリケーションを表すアイコン。ユーザーがホーム画面に置き、タップしてアプリケーションを起動するためのアイコンです。
[アプリケーション アイコン (76x76)]
[アプリケーション アイコン (144x144)]
[アプリケーション アイコン (152x152)]
[起動画像 (縦長、768x1004)] アプリケーションの最初の画面に一時的に表示される画像。

この起動画像は、アプリケーションの読み込みが終わってこの画像の領域に現れるまでの間、アプリケーションの代わりに表示されます。

[起動画像 (縦長、768x1024)]
[起動画像 (横長、1024x748)]
[起動画像 (横長、1024x768)]
[起動画像 (縦長、1536x2008)]
[起動画像 (縦長、1536x2048)]
[起動画像 (横長、2048x1496)]
[起動画像 (横長、2048x1536)]
[スポットライト検索アイコン (40x40)] 設定ページおよびスポットライト検索結果でアプリケーションを表すアイコン。
[スポットライト検索アイコン (50x50)]
[スポットライト検索アイコン (80x80)]
[スポットライト検索アイコン (100x100)]
[設定アイコン (29x29)] 設定ページおよびスポットライト検索結果でアプリケーションを表すアイコン。
[設定アイコン (58x58)]


[プレビュー]

オプション 説明

[プレビュー]

iOS ターゲット プラットフォームの場合、[アプリケーション]ページの右側にこのフィールドが現れ、選択した画像のプレビューが表示されます。

[実サイズ] 

このチェック ボックスをオンにすると、アイコンが実サイズで[プレビュー]に表示されます。 デフォルトでは、右側の列で使用できる領域をはみ出さないよう、サイズ変更してプレビューが表示されます。画像のサイズによっては、スクロールしなければ画像全体を見ることができない可能性があります。

iOS のメモ

  • どのターゲット iOS デバイスを現在選択しているかに関係なく、[iPhone]タブと[iPad]タブの画像やアイコンはいつでも構成することができます。
  • 画像ファイルは、決められたサイズの .png ファイルであることが必要で、異なる場合は、エラー メッセージが出力されます。
  • すべての画像が必要なわけではありません。詳細については、Apple の「Custom Icon and Image Creation Guidelines(カスタム アイコン/画像の作成ガイドライン)」を参照してください。
    • 特定の画像を用意しない場合には、画像のフィールドをクリアして[OK]をクリックします。
    • 画像フィールドをクリアする場合には、[アプリケーション]ページで選択している[ターゲット][すべての構成]であることを確認してください。空のフィールドには親ターゲットのパスが入るため、上書きされないターゲットは[すべての構成]だけです。
  • iOS アプリケーションに関連付けて UIDeviceFamily プロパティの値を定義することもできます。UIDeviceFamily は、iOS アプリケーションに関連付けられた info.plist ファイルの中の値です。UIDeviceFamily では、アプリケーションがサポートされる iOS デバイスを定義します。iOS アプリケーションの場合、デフォルトの UIDeviceFamily[iPhone および iPad]ですが、必要であれば iOS アプリケーションを iPadiPhone に限定することもできます。UIDeviceFamily は、[プロジェクト|オプション...|バージョン情報[キー]/[値]のリストで設定します。

Android のアプリケーション オプション

ApplicationOptionsAndroid.png

Android アプリケーションの場合、[アプリケーション]ページには次の 1 つのタブが表示されます。

Android アプリケーション用のアートワーク

RAD Studio では、Android プラットフォーム向けに、FireMonkey Android アプリケーション用に使用できるアイコン ファイルスプラッシュ画像を、さまざまなサイズの .png ファイルの形式で用意しています。これらのファイルは、製品インストール ディレクトリの下の \bin\Artwork\Android ディレクトリに置かれています。

マルチデバイス アプリケーションと一緒に配置されるアイコン ファイルやスプラッシュ画像を構成するには、[アートワーク]タブの該当するフィールドの参照ボタン(ProjectOptionsEllipsis.jpg)をクリックしてください。

Android 用の[アートワーク]タブ

ランチャ アイコン

フィールド 説明
[ランチャ アイコン (36x36 ldpi)]

アプリケーションを表すアイコン。
(ユーザーがホーム画面に置き、タップしてアプリケーションを起動するためのアイコンです。)

[ランチャ アイコン (48x48 mdpi)]
[ランチャ アイコン (72x72 hdpi)]
[ランチャ アイコン (96x96 xhdpi)]
[ランチャ アイコン (144x144 xxhdpi)]

スプラッシュ画像

プロジェクトのスプラッシュ画像を有効にするか無効にするかは、[スプラッシュ画像を組み込む]チェック ボックスで指定することができます。

フィールド 説明
[スプラッシュ画像 (426x320 小)]

アプリケーションのスプラッシュ画像。
(アプリケーションの起動中に表示される画像です。1 つの画像、またはサイズの異なる複数の画像を指定することができます。拡大縮小の処理を最小限にするため、1 つの多重解像度ビットマップか、サイズの異なる複数の画像を指定してください。)

[スプラッシュ画像 (470x320 標準)]
[スプラッシュ画像 (640x480 大)]
[スプラッシュ画像 (960x720 特大)]

[スプラッシュ タイル モード]: タイル モードを有効にすると、画像が繰り返して表示されます。このコンボ ボックスでは、以下のオプションを使ってタイル モードを設定できます。

タイル モード 説明
[disabled] 画像は画面に 1 度だけ表示されます。
[clamp] 画像の端の色を複製して画面いっぱいに表示します。
[repeat] 画像を水平/垂直方向に繰り返して画面いっぱいに表示します。
[mirror] 画像とその鏡像を水平/垂直方向に交互に繰り返して画面いっぱいに表示します。

詳細は、Android のタイル モードのドキュメントを参照してください。

[スプラッシュ グラビティ]: [スプラッシュ グラビティ]は、画像が画面よりも小さい場合に、画像を画面のどの位置に表示するかを示します。[スプラッシュ グラビティ]の設定が使用されるのは、[スプラッシュ タイル モード][disabled]になっている場合だけです。詳細は、Android のグラビティのドキュメントを参照してください。

Android の画像に関する注意事項

  • 現在選択しているターゲット モバイル デバイスに関係なく、[アートワーク]タブのアプリケーション画像はいつでも構成できます。
  • 画像ファイルは、決められたサイズの *.png* ファイルであることが必要で、異なる場合は、エラー メッセージが出力されます。
  • Android では、画像の拡大方法を示す 9-patch 画像を使用することができます。
    • C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\17.0\PlatformSDKs\android-sdk-windows\tools\lib にある draw9patch というツールを使用して、画像を 9-patch に変換することができます。
    • draw9patch ツールを使用すると、.png 画像や .9.png 画像を読み込むことができます。作業が終了したら、画像は .9.png の拡張子で保存されます。draw9patch は 1 ピクセルの余白を使用するため、.png 画像は 4 ピクセル(水平方向に 2 ピクセルと垂直方向に 2 ピクセル)増えて保存されます。.9.png 画像は変化しません。
    • 上と左の 1 ピクセル幅のガイドに黒い実線を引いて、画像の拡大縮小可能な領域を示します。詳細は、Android の Draw 9-patch のドキュメントを参照してください。
  • 画像はすべて省略可能です。
    • 特定の画像を用意しない場合には、画像のフィールドをクリアして[OK]をクリックします。
    • 画像フィールドをクリアする場合には、[アプリケーション]ページで選択している[ターゲット][すべての構成]であることを確認してください。空のフィールドには親ターゲットのパスが入るため、上書きされないターゲットは[すべての構成]だけです。
  • Android アプリケーションを Kindle Fire で実行するとき、カルーセルにアプリケーションの mdpi(48x48)ランチャ アイコンが表示され、さらに高解像度のアイコンを提供した場合でも、ぼやけて表示されます。ただし、この現象が起きるのは、Android アプリケーションを Kindle Fire に USB 経由でインストールしたときだけです。Amazon アプリケーション ストアからアプリケーションをユーザーがダウンロードするとき、Kindle Fire のカルーセルに表示されるアプリケーションのアイコンは、Amazon アプリケーション ストア自体からダウンロードされ、ここには小さいアプリケーション アイコン(114x114)および大きいアプリケーション アイコン(512x512)をアップロードできるからです。詳細については、Amazon のドキュメントを参照してください。

関連トピック

関連項目