DUnitX でのテストの作成

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ユニット テストの構造は、テスト対象となるクラスやメソッドの機能によって大きく異なります。ユニット テスト ウィザードで、テスト プロジェクトのスケルトン テンプレート、setup および teardown メソッド、基本的なテスト ケースが生成されます。そのあとは、これらのテンプレートを変更して、特定のメソッドをテストするため固有のテスト ロジックを追加できます。

Delphi または C++Builder の DUnitX プロジェクトを作成するための手順を以下で説明します。

DUnitX プロジェクトの作成

  1. ［ファイル｜新規作成｜その他...｜新規作成］を選択します。
  2. ［DUnitX］フォルダを選択します。
    • Delphi の場合は、［Delphi プロジェクト｜DUnitX］を選択します。
    • C++Builder の場合は、［C++Builder プロジェクト｜DUnitX］を選択します。
    DunitXnewItems.png
  3. ［DUnitX プロジェクト］を選択し、［OK］をクリックします。［DUnitX プロジェクトの新規作成ウィザード］が開きます。
    NewDunitXprojWizard.png
    このウィザードでは、DUnitX プロジェクトを既存のプロジェクト グループに追加できるほか、テスト ユニットを作成することもできます。テスト ユニットは、ウィザードで［テスト ユニット オプション］内のチェック ボックスをオン/オフにすることで構成できるテンプレートです（［テスト ユニット オプション］は［テスト ユニットを作成］オプションを選択した場合に使用可能）。これらのオプションは次のとおりです。
    • ［Setup および TearDown メソッドを作成］オプションを選択すると、SetUp メソッドと TearDown メソッドの宣言および空の定義がテスト ユニット テンプレートに追加されます。
    • ［サンプル テスト メソッドを作成］オプションを選択すると、サンプル テスト メソッド（Test1 および Test2）の宣言と空の定義がテスト ユニット テンプレートに追加されます。
    また、［TestFixture クラス名］に入力することもできます（デフォルトは TMyTestObject）。

DUnitX ユニットの作成

  1. ［ファイル｜新規作成｜その他...｜新規作成］を選択します。
  2. ［DUnitX］フォルダを選択します。
    • Delphi の場合は、［Delphi プロジェクト｜DUnitX］を選択します。
    • C++Builder の場合は、［C++Builder プロジェクト｜DUnitX］を選択します。
  3. ［DUnitX ユニット］を選択し、［OK］をクリックします。［DUnitX ユニットの新規作成ウィザード］が開きます。
    NewDunitXunitWizard.png
    このウィザードでは、［テスト ユニット オプション］内のチェック ボックスをオン/オフにすることでテスト ユニット テンプレートを構成することができます。これらのオプションについては、「DUnitX プロジェクトの作成」セクションで説明しています。

テストの記述

  1. DUnitX ユニット内の SetUp メソッドと TearDown メソッドにコードを追加します。
  2. テスト メソッドにアサートを追加します。

GUI 型テスト ランナーでのテスト ケースの実行

結果をログにどう記録するかをランナーに指示しなければなりません。GUI ウィンドウを使って出力を表示する場合は、DUnitX に用意されている適切なクラスを使用しなければなりません。

Delphi の場合：

  1. uses セクションで：
    • FireMonkey GUI の場合、DUNitX.Loggers.GUIX を含めます。
  2. コードで、DUnitX に用意されている GUI 出力用のクラスを使用します。
    • FireMonkey GUI の場合、TDUnitXGuiTestRunner を使用します。

関連項目

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