Mac OS X または iOS 用 SDK の追加
ソフトウェア開発キット（SDK）には、ターゲット プラットフォーム向けのアプリケーションをビルドするための一連のファイルが含まれ、ターゲット プラットフォーム上またはターゲット プラットフォームをサポートしている中間プラットフォーム上でのそれらのファイルの実際の場所が定義されています。
Mac OS X プラットフォームには、RAD Studio でサポートする以下のターゲット プラットフォーム向け SDK が用意されています。
- Mac OS X
- 64 ビット iOS デバイス
- 32 ビット iOS デバイス
- iOS シミュレータ
1 つ以上のこれらターゲット プラットフォーム向けの Delphi アプリケーションまたは C++ アプリケーションを開発する場合、［SDK マネージャ］を使用して RAD Studio に各ターゲット プラットフォーム用の SDK を追加する必要があります。
Mac から開発用システムに新しい Mac OS X または iOS 用 SDK を追加するには：
- ［ツール｜オプション...｜環境オプション｜SDK マネージャ］を選択します。
- ［追加...］ボタンをクリックします。
- ［新規 SDK の追加］ダイアログ ボックスで、［プラットフォームの選択］ドロップダウン リストからプラットフォームを選択します。
- ［接続するプロファイルの選択］ドロップダウン リストの項目は、ここで選択したプラットフォームによって絞り込まれます。
- ［接続するプロファイルの選択］ドロップダウン リストから接続プロファイルを選択するか、［新規追加...］を選択して［接続プロファイルの作成］ウィザードを開き、選択したプラットフォーム用の新しい接続プロファイルを作成します。
- ［SDK バージョンの選択］ドロップダウン リストには、選択した接続プロファイルに指定されたターゲット マシンで使用可能な SDK バージョンが表示されます。
- ［SDK バージョンの選択］ドロップダウン リストから SDK を選択します。詳細およびトラブルシューティングの情報は、「［SDK マネージャ］」を参照してください。
- メモ：
- RAD Studio では、iOS SDK の 8.0 より前のバージョンはサポートしていません。
- 指定の SDK バージョンでビルドした iOS アプリケーションは、iOS のそのバージョンもしくはそれ以降のバージョンでのみしか実行されないおそれがあります。たとえば、iOS SDK のバージョン 9 でビルドした iOS アプリケーションは、iOS 8 を搭載しているデバイスではクラッシュするおそれがあります。
- メモ：
- 新しい SDK をそのターゲット プラットフォームのデフォルト SDK にしたい場合には、［選択した SDK をアクティブにする］をオンにします。
- ［OK］をクリックして、新しい SDK を保存します。
リモート マシン上のファイルが開発用システムに取り込まれ、選択した SDK バージョンのローカル ファイル キャッシュを保持できるようになります。このローカル ファイル キャッシュを使って、SDK ターゲット プラットフォーム用のアプリケーションをビルドすることができます。
SDK を作成した後で、RAD Studio がファイルを格納する開発用システム上のローカル ディレクトリを変更することができます。
あらかじめ SDK を作成していない場合には、アプリケーションをリモート マシンに初めて配置するときに追加することが可能です。［新規 SDK の追加］ウィンドウが開いて、そこで SDK バージョンを選択することができます。