VCL フォーム アプリケーションでのアクションの作成

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以下では、RAD Studio でアクション リスト ツールを使用してアクションを作成する方法を説明します。ここでは、簡単なアプリケーションをセットアップし、ファイルを開くアクションのファイル メニュー項目を作成する方法を説明します。

アクション リストのアクションを使用する VCL アプリケーションを作成する手順の概要は、次のとおりです。

  1. メイン ウィンドウを作成し、メイン メニューとファイルを開くアクションを作成するためのツールを追加します。
  2. メイン メニューに[ファイル]カテゴリを追加します。
  3. [ファイル]カテゴリにファイルを開くアクションを追加します。
  4. アプリケーションをビルドして実行します。

メイン ウィンドウを作成するには:

  1. [ファイル|新規作成|その他...|Delphi プロジェクト]または[C++Builder プロジェクト]を選択し、[VCL フォーム アプリケーション]アイコンをダブルクリックします。


VCL フォーム デザイナが開きます。

  1. [ツール パレット][Standard]カテゴリから、TMainMenu コンポーネントと TActionList コンポーネントをフォームに追加します。

メイン メニューに[ファイル]カテゴリを追加するには:

  1. フォーム上で MainMenu1 をダブルクリックします。MainMenu1 のエディタが開き、最初の空のコマンド カテゴリが選択されます。
  2. [オブジェクト インスペクタ]で Caption プロパティに「ファイル(&F)」と入力し、Enter キーを押します。メイン メニューに[ファイル]と表示されます。
  3. MainMenu1 エディタで[ファイル]をクリックします。[ファイル]コマンドの下に、最初の空のアクションが表示されます。空のアクションを選択します。
  4. フォーム上で ActionList1 をダブルクリックします。アクション リスト エディタが開きます。
  5. このエディタで、ドロップダウン リストから[標準アクションの新規追加...]を選択し、[標準アクション クラス]ダイアログを表示します。
  6. [ファイル]カテゴリまでスクロールし、TFileOpen アクションをクリックします。
  7. [OK]をクリックして、ダイアログを閉じます。アクション リスト エディタの[カテゴリ]リスト ボックスに[ファイル]が表示されます。
  8. エディタで[ファイル]をクリックします。[アクション]リスト ボックスに FileOpen1 アクションが表示されます。

[ファイル]カテゴリにファイルを開くアクションを追加するには:

  1. 必要であれば MainMenu1 をダブルクリックして、MainMenu1 エディタを開きます。[ファイル]カテゴリの下の空のアクションを選択します。
  2. [オブジェクト インスペクタ]で、Caption プロパティに「開く(&O)...」と入力し、Action プロパティのドロップダウン リストで FileOpen1 を選択して、Enter キーを押します。MainMenu1 エディタの空のアクション フィールドに[開く...]と表示されます。

アプリケーションをビルドして実行するには:

  1. [実行|実行]を選択します。アプリケーションが起動し、メイン メニュー バーと[ファイル]メニューのあるフォームが表示されます。
  2. アプリケーションで[ファイル|開く...を選択します。標準のファイルを[開く]ダイアログが表示されます。

関連項目