アクション バンドのセットアップ
アクション マネージャを使用した VCL アクションの処理 への移動
アクションは "レイアウト" 情報(外見情報か位置情報のどちらか)を保持しないため、VCL フレームワークには、この種のデータを保存できるアクション バンドが用意されています。アクション バンドでは、レイアウト情報を指定できるメカニズムと一連のコントロールを提供します。ツールバーやメニューなどの UI 要素としてアクションを描画できます。
アクション マネージャ(Vcl.ActnMan.TActionManager)を使って、アクション セットを整理します。用意されている標準アクションを使用することも、独自のアクションを新規に作成することもできます。
その後、アクション バンドを作成します。
- TActionMainMenuBar を使用すると、メイン メニューを作成できます。
- Vcl.ActnCtrls.TActionToolBar を使用すると、ツールバーを作成できます。
アクション バンドは、アクション セットを格納し描画するコンテナの役目を果たします。設計時には、アクション マネージャからアクション バンドへ項目をドラッグ アンド ドロップできます。実行時には、アプリケーション ユーザーがアクション マネージャと似たダイアログ ボックスを使って、アプリケーションのメニューやツールバーをカスタマイズすることもできます。