クライアント データセットを使用したデータの取り扱い
どのデータセットでも同様ですが、クライアント データセットを使用すると、データ ソース コンポーネントを使ってデータ対応コントロールにデータを供給できます。 データ対応コントロールにデータベース情報を表示する方法については、「データ コントロールの使用」を参照してください。
クライアント データセットでは、TDataSet から継承したプロパティおよびメソッドをすべて実装します。この汎用データセットの動作の詳細については、「データセットの理解」を参照してください。
さらに、クライアント データセットでは、テーブル タイプのデータセットに共通する機能の多くも実装します。たとえば、次のような機能です。
- インデックスを持つレコードのソート
- インデックスを使用したレコードの検索
- 範囲を使用したレコードの制限
- マスタ/詳細関係の作成
- 読み書きアクセスの制御
- 基礎となるデータセットの作成
- データセットを空にする
- クライアント データセットの同期
クライアント データセットは、すべてのデータがメモリに格納されているという点で、他のデータセットとは異なります。このため、一部のデータベース機能をサポートするには、さらなる機能や考慮が必要になることがあります。
関連トピック
以下のトピックでは、クライアント データセットに導入された共通機能と相違点の一部を説明します。
- クライアント データセットでのデータの移動
- 表示されるレコードの制限
- データの編集
- データ値の制約
- ソートとインデックス付け
- 計算値の表現
- 保守される集約の使用
- 別のデータセットからのデータのコピー
- データへのアプリケーション固有情報の追加