コードを折りたたむ
コードの折りたたみ(非表示)や展開(表示)により、コード内のナビゲーションやコードの判読が容易になります。RAD Studio により、折りたたみ領域が含まれたコードが生成されますが、必要に応じて独自の領域を追加することもできます。コードの折りたたみ機能はデフォルトでオンになっています。
折りたたみ/展開が可能なコード ブロックは以下のとおりです。
- 型定義
- 関数定義
- 名前空間(C++)およびユニット(Delphi)
- プリプロセッサの領域指令(領域に関する下記情報を参照)
- Delphi コードの XML ドキュメント コメント(3 重スラッシュ コメント ///)
目次
コードの折りたたみを有効または無効にする
- 現在およびそれ以降のセッションに対してコードの折りたたみを有効および無効にするには、 [ツール|オプション...|エディタ設定]ダイアログ ボックスの[コードの折りたたみ]オプションを使用します。
- 現在の編集セッションに対してコードの折りたたみを有効または無効にするには、Ctrl+Shift K+O を同時に押します。
コードの折りたたみ機能が無効になると、折りたたまれたコード ブロックは展開され、(コードの折りたたみが有効になるまでは)もう折りたためません。
コードを折りたたむまたは展開する
コード ブロックを折りたたむまたは展開するには、以下のいずれかの方法を用います。
- 特定のコード ブロックの左にあるマイナス記号([-])またはプラス記号([+])をクリックします。
- キーの組み合わせを使用します(以下を参照)。
- コード エディタのコンテキスト メニューの[コードの折りたたみ]/[コードの展開]コマンドを使用します(以下を参照)。
コードを折りたたむ
特定のコード ブロックを折りたたむには、そのコード ブロックの左にあるマイナス記号([-])をクリックします。
最も近いコード ブロックを折りたたむには、以下のいずれかの方法を用います。
- Ctrl+Shift K+E を同時に押します。
- コード エディタを右クリックし、[コードを折りたたむ|最も近いコード ブロック]を選択します。
コード エディタのコンテキスト メニュー コマンド[コードの折りたたみ]を使用すると、領域、XML ドキュメント コメントなどの特定のカテゴリに属するコード ブロックを折りたたむことができます。詳細は、「コード エディタのコンテキスト メニュー」を参照してください。
コードを展開する
折りたたまれた特定のコード ブロックを展開するには、そのコード ブロックの左にあるプラス記号([+])をクリックします。
折りたたまれた最も近いコード ブロックを展開するには、以下のいずれかの方法を用います。
- Ctrl+Shift K+U を同時に押します。
- コード エディタを右クリックし、[コードの展開|最も近いコード ブロック]を選択します。
折りたたまれたすべてのコード ブロックを展開するには、以下のいずれかの方法を用います。
- Ctrl+Shift K+A を同時に押します。
- コード エディタを右クリックし、[コードの展開|すべて]を選択します。
コード折りたたみ領域を追加する
コード エディタで、以下のプリプロセッサ指令を使用してコード ブロックを囲みます。
(この領域にはマイナス記号([-])が付きます。)
Delphi の場合
「REGION」を参照してください。
{$REGION 'コード ブロックが折りたたまれるときに表示されるオプション テキスト'}
// ...
{$ENDREGION}
C++ の場合
「#pragma region と #pragma end_region」を参照してください。
#pragma region コード ブロックが折りたたまれるときに表示されるオプション テキスト
// ...
#pragma end_region