ヘルプとメニュー コマンドの関連付け

提供: RAD Studio
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RAD Studio では標準のヘルプ処理アクション(コマンド)が 4 つ用意されていて、それをメニュー項目またはツールバー ボタンに割り当てることができます。

標準のヘルプ処理アクションをメニュー項目に割り当てるには:

  1. フォーム デザイナでフォームを開きます。
  2. [ツール パレット]の[Additional]カテゴリから、アクション マネージャ コンポーネント(Vcl.ActnMan.TActionManager)をフォームにドロップします。
  3. フォームにメニューを作成します。
    1. [ツール パレット]の[Additional]カテゴリから、アクション バンド ActnMenus.TActionMainMenuBar をフォームにドロップします。
    2. [ツール パレット]の[Standard]カテゴリからフォームに Menus.TMainMenu メニューをドロップします。
  4. フォーム上でアクション マネージャ コンポーネントをダブルクリックすると、アクション マネージャ エディタが開きます。
  5. [新規アクション]ボタン([アクション]タブの右上にあるボタン群の一番左)の隣のドロップダウン矢印をクリックし、[標準アクションの新規追加...]を選択すると(または Ctrl+Insert を押すと)、[標準アクション クラス]ダイアログ ボックスが開きます。[指定可能なアクション クラス]のツリーで[ヘルプ]カテゴリを探します。このカテゴリには、ヘルプ処理アクション クラスである Vcl.StdActns.THelpContentsVcl.StdActns.THelpOnHelpVcl.StdActns.THelpTopicSearchVcl.StdActns.THelpContextAction が含まれています。希望のクラスを選択し、[OK]をクリックします。
  6. アクション マネージャ エディタの[カテゴリ]ペインで[ヘルプ]を選択します。選択したアクション クラスが[アクション]ペインに表示されます。
  7. 必要なアクション クラスを割り当てます。
    1. アクション クラスをアクション バンドに割り当てます。[アクション]ペインから、対象のアクション クラスをフォーム上のアクション バンドにドラッグします。
    2. アクション クラスをメニュー項目に割り当てます。メニューをダブルクリックしてメニュー デザイナを開きます。必要な[ヘルプ]メニュー項目を選択すると、[オブジェクト インスペクタ]にそのプロパティが表示されます。[イベント]タブを開き、Action プロパティを選択します。右側のの列で、ドロップダウン矢印をクリックします。表示されるリストには、先ほどアクション マネージャ エディタで追加したアクションのリストが含まれています。そのアクションを 1 つ選択してメニュー項目に割り当てます。
必要な標準アクションがリストに表示されていない場合には、[標準アクションの新規作成]コマンドを選択します。すると、指定可能なすべての標準アクション クラスを含んだリストが開きます。希望のカテゴリを展開し、希望の標準アクション クラスを選択します。
  1. グローバル オブジェクト Application または個別のフォームの HelpFile プロパティ(TApplication.HelpFile プロパティまたは TForm.HelpFile プロパティ)を設定します。
  2. Delphi アプリケーションでは、アプリケーションのメイン モジュールの uses 句に Vcl.HtmlHelpViewer ユニットを追加します。
    C++ アプリケーションでは、#include Vcl.HtmlHelpViewer.hpp 指令を追加します。
    これによって、CHM ヘルプ ファイルを表示する HTMLHelp 関数の API をアプリケーションで使用することを指定します。
  3. [実行|実行]コマンドを選択します。アプリケーションが開きます。Form1 フォームで、[ヘルプ]メニュー(またはアクション バンド)から、標準のヘルプ処理アクションを関連付けたヘルプ項目のいずれかを選択します。そのアクションに対応するヘルプ コマンドが実行されます。

関連項目