ユーザー独自の VCL 例外を定義する
VCL アプリケーションの例外処理 への移動
VCL 例外はクラスなので、新しい種類の例外を定義することは、新しいクラス型を宣言するだけで、簡単です。 例外として任意のオブジェクト インスタンスを発生させることができますが、標準 VCL 例外ハンドラでは、Exception から派生した例外のみを処理します。
新しい例外クラスは、Exception または他の標準的な例外の 1 つから派生している必要があります。 対象の例外に固有の例外ハンドラで保護されていないコード ブロックでユーザーの新しい例外を発生させる場合は、代わりに標準ハンドラの 1 つが処理します。
たとえば、次の宣言を考えてみます。
type
EMyException = class(Exception);
EMyException が発生し、それの専用ハンドラが用意されていない場合は、Exception 用ハンドラ(またはデフォルト例外ハンドラ)が処理します。 Exception の標準処理は発生した例外名を表示するので、発生した、ユーザーの新しい例外を確認できます。