既存のプロジェクトを RAD Studio にインポートまたは移行する
マルチデバイス アプリケーションについての考慮事項 への移動
目次
[プロジェクトのアップグレードが必要]が表示された場合
[プロジェクトのアップグレードが必要]ダイアログ ボックスは、既存プロジェクトを RAD Studio で開くには根本的な変更が必要と IDE が判断した場合に表示されます(たとえば、既存のプロジェクトに .dproj ファイルや .cbproj ファイルがない場合など)。
[プロジェクトのアップグレードが必要]ダイアログ ボックスでは、既存プロジェクトの名前変更やバックアップに関するアクションを正確に選択できます。 同様の選択が、ツール > オプション... > IDE > プロジェクトのアップグレード からのダイアログ ボックスでも行えます。
[プロジェクトのアップグレードが必要]ダイアログ ボックスが表示されるかどうかは、以下のチェック ボックスで制御されます。
[この通知を表示せず、選択内容をすべての変換済みプロジェクトに適用する]
このチェック ボックスをオンにした場合は、以下のようになります。
- [プロジェクトのアップグレードが必要]ダイアログ ボックスで現在選択しているアクションは、既存のプロジェクトを開いたときにプロジェクトに自動的に実行されます。
- 根本的な変更が必要な既存プロジェクトを開くときでも、[プロジェクトのアップグレードが必要]ダイアログ ボックスは表示されません。
- ただし、ツール > オプション... > IDE > プロジェクトのアップグレード からのダイアログ ボックスで、既存プロジェクトの名前変更やバックアップに関する選択を、変更することは可能です。 たとえば、[ユーザーに確認せずに設定を適用する]チェック ボックスをオンにすると、それ以降、アップグレードが必要なプロジェクトについては、再び[プロジェクトのアップグレードが必要]ダイアログ ボックスが表示されるようになります。
ターゲット プラットフォーム: macOS、iOS または Android
VCL プロジェクトは、macOS、iOS または Android ターゲット プラットフォームを割り当てることはできません。
macOS や iOS、Android で実行するマルチデバイス アプリケーションを作成するには、次のような互換性のあるアプリケーション タイプを作成するところから開始しなければなりません:
詳細については、以下のトピックを参照してください。
ターゲット プラットフォーム:64 ビット Windows
- 既存の Win32 プロジェクト(Delphi または C++Builder)を RAD Studio で開きます。
- インポートしたプロジェクトを Win64 ターゲット プラットフォームに対して、プロジェクト ウィンドウにおいて有効にします。 詳細については、「マルチデバイス アプリケーション作成のステップ」を参照してください。
- プロジェクトをコンパイルしビルドします。
RAD Studio のライブラリ、ウィザード、コンパイラ、コンポーネントのみ使用する場合は、アプリケーションを Win64 に移行する際にはほとんど問題がないと思ってかまいません。 ただし、プロジェクトが、たとえば、ポインタ操作をしていたり、インライン アセンブリ コードが含まれているような場合には、「32 ビット Delphi アプリケーションの 64 ビット Windows への変換」で説明されているような、いくつかの問題を解決する必要があります。
詳細については、以下のトピックを参照してください。