範囲の適用または取り消し

提供: RAD Studio
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範囲でのレコードの制限 への移動


SetRangeStart または EditRangeStart を呼び出して範囲の開始を指定したり、SetRangeEnd または EditRangeEnd を呼び出して範囲の終了を指定する際、データセットは dsSetKey 状態になります。 この状態は、範囲を適用するかキャンセルするまで続きます。

範囲の適用

範囲を指定する際、定義した境界条件は、その範囲が適用されるまで有効になりません。 範囲を有効にするには、ApplyRange メソッドを呼び出し、これにより、データセットの指定されたサブセット内にあるデータに対する、ユーザーによる表示とアクセスは即座に制限されます。

範囲のキャンセル

CancelRange メソッドは、範囲の適用を終了し、データセット全体へのアクセスを復元します。 範囲のキャンセルにより、データセット内のすべてのレコードへのアクセスが復元されても、その範囲に対する境界条件は、後から範囲の際適用ができるように、利用可能な状態になっています。 範囲の境界は、新しい範囲境界を用意するまで、もしくは、既存の境界を変更するまで保持されます。 たとえば、以下のコードは有効です。

Delphi:

MyTable.CancelRange;
// …
// Later on, use the same range again. No need to call SetRangeStart, etc.
MyTable.ApplyRange;

C++:

MyTable->CancelRange();
// …
// Later on, use the same range again. No need to call SetRangeStart, etc.
MyTable->ApplyRange();

関連項目