--framework
BCCOSX.EXE - macOS 用 C++ コンパイラ への移動
Mac 上のフレームワークは、ヘッダー、dylib およびリソースを含むディレクトリ階層です。
目次
利用可能な macOS フレームワーク
使用できるフレームワークは /System/Library/Frameworks
ディレクトリにあります。
フレームワークの例:
- Carbon
- CoreFoundation
- CoreServices
- ApplicationServices
Delphi RTL は、CoreFoundation および CoreServices フレームワークを使用します。
フレームワーク用コマンドライン オプション
フレームワークに関連するコマンドライン オプション(BCCOSX および XLINK 用)は、--framework
、-Ff
、および -F
です。
macOS 用 C++ コンパイラ BCCOSX.EXE の --framework オプション
BCCOSX コマンドの --framework
オプションでは、リンク対象の macOS フレームワークのリストを次のように指定します。
--framework=Carbon --framework=CoreFoundation
BCCOSX はこのオプションを直接使用しません。コンパイラがオプションをリンカに渡します。
--framework
スイッチの指示は、コンパイラからリンカ(XLINK)に、指定したフレームワークの共有ダイナミック ライブラリをリンクするように命令するものです。
macOS リンカ XLINK.EXE の --Ff オプション
BCCOSX コマンドの --framework
オプションは、コンパイラがリンカを呼び出すときに、-Ff
オプションになります。
リンカを直接呼び出す場合は、--framework
コンパイラ オプションではなく、-Ff
オプションを使用します。たとえば、CoreFoundation フレームワークを使用するには、次のオプションをリンカに指定します。
-FfCoreFoundation
リンカでは、リモート ライブラリ パス(-Fp
オプションで指定したパス)で指定フレームワークを検索します。
macOS 用 C++ コンパイラ BCCOSX.EXE の -F オプション
-F
オプションでは、指定されたディレクトリをフレームワーク ヘッダーの検索パスに追加します。
以下に例を示します。
-F/System/Library/Frameworks;/Library/Frameworks
--sysroot
が指定された場合、'/' で始まるパスには --sysroot
の値が先頭に付加されます。
IDE サポート
RAD Studio プロジェクトで使用する macOS フレームワークを指定するには、アプリケーションに関連付けられている SDK を編集する必要があります。
アプリケーションに SDK を関連付けるには、[プロジェクト マネージャ]の[ターゲット プラットフォーム]下のノードを右クリックし、[プロパティ...]を選択して[プラットフォーム プロパティ]ダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスを使用すると、選択したプラットフォームに関連付ける SDK を選択できます。
SDK の管理は、[ツール|オプション...|環境オプション|SDK マネージャ]で行えます。
コード例
- OpenGL Multicolor Tetrahedron(多色四面体、C++)