FireDACが使用しているクライアントドライバの情報を確認する方法

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質問

FireDACが使用(選択)しているクライアントドライバの情報を確認するためには、どこを調べれば良いですか?

回答

FireDACは、接続設定に従って、ターゲットのデータベースに接続するためのクライアントドライバをアプリケーションを実行しているPCのパス内から検索し、自動的にクライアントドライバをロードしています。


FireDACには、アプリケーションとデータベースサーバー間でやりとりを行っている通信情報をモニタリングする機能が用意されており、その機能によって出力されるログ情報を調べることでFireDACが使用しているクライアントドライバの情報を確認することができます。

FireDACでログを出力する方法については、こちらを参照ください。


例としてFireDACからデータベースへ接続し、出力されるログ情報の抜粋をいくつか示します。


InterBaseの例:

Thumb03000120ujpn.png

MSSQLServerの場合:

Thumb03000121ujpn.png

SQLiteの場合:

Thumb03000122ujpn.png


接続しているデータベースの種類によって見るべき情報が違いますが、

出力されるログのClient infoあるいはSession infoの項目を参照することでFireDACが使用しているクライアントドライバの情報が確認できます。

もしFireDACが接続しているデータベースのバージョンや、クライアントドライバのバージョンなど、主に実行環境に依存した問題が考えられる場合は アプリケーション実行時にFireDACが適切なクライアントドライバをロードしているか、そのトラブルシューティング対応のために上記のログ情報をお役立てください。