ISO形式のインストーラーを利用してインストールする際のご注意

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対象となる製品

  • C++Builder/Delphi 10.4 Sydney
  • C++Builder/Delphi 11.x Alexandria

問題

ISO形式のインストーラーを利用して、C++BuilderあるいはDelphiをインストールする場合、 お客様がお持ちのライセンスがRAD StudioではなくC++BuilderあるいはDelphi単体のライセンス登録であっても、下図のようにプラットホームの選択画面で Delphi、C++Builderの両方のパーソナリティの選択ができてしまいます。

Thumb03002005ujpn.png


例えば、C++BuilderのライセンスでDelphiの機能も一緒にインストールした場合、


・下図のようにWindowsスタートメニューのRAD StudioあるいはDelphiのショートカットキーから製品を起動 Thumb03002006ujpn.png


・プロジェクトファイル(.cbproj)をダブルクリックして製品を起動


上記のような操作を行うと、Delphiのライセンスが登録されていないため、製品登録画面が再度表示されたり、下記のようなエラーが表示され、製品が起動できません。


Thumb03002007ujpn.png


Thumb03002008ujpn.png


Thumb03002009ujpn.png


Delphi、C++Builderの両方の言語が選択できるのは、RAD Studio製品のみです。

この挙動はISOインストーラーの不具合によって、本来は選択できないパーソナリティを選択できてしまうことが原因となります。


なお、Web形式インストーラーを使用した場合は、この問題は発生しません。 (例えば、C++Builderのライセンスを登録し、インストールを行った場合は、プラットホームの選択画面でDelphiのパーソナリティの選択はできません)

解決

新規にインストールする場合:

ISOインストーラーを使用する場合は、プラットホームの選択画面にて、お持ちのライセンスのパーソナリティ(言語)と一致する機能のみチェックして、インストールしてください。

例えば、C++Builderのライセンスでインストールされる場合は、Delphiのチェックは全て外し、Delphiのライセンスでインストールされる場合は、C++Builderのチェックは全て外してインストールしてください。


既にインストール済みの場合:

もし既にISOインストーラーを使用し、この症状に遭遇した場合は、大変お手数をおかけいたしますが、一度アンインストールを行い、 再インストールをお願いいたします。


例えば、ISOインストーラーを使用し、C++Builderのライセンスで再インストールする簡単な手順の例は以下の通りです。

  1. C++Builderのアンインストールを実行
    アンインストーラーを実行しても、いくつかのファイルやレジストリが残るため、 誠にお手数ですが、以下のサポート情報をご参考いただき、手動アンインストールを お願いいたします。
    10.4の場合:手動アンインストール手順(RAD Studio 10.4)
    11.xの場合:手動アンインストール手順(RAD Studio 11)
  2. C++Builder のインストールの実行
    インストール途中で表示されるプラットホームの選択画面で、 下図のようにDelphiのパーソナリティの選択のチェックは全て外してインストール してください。
    Thumb03002004ujpn.png

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