RAD Studioでビルドした実行ファイルが「マルウェア」として検出されることがある

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問題

RAD Studioでビルドした実行ファイル(.exe)が一部のセキュリティソフトによって「マルウェア」として検出されることがあるという報告があります。


ただし、この挙動はそのセキュリティソフトによる誤検知の可能性が非常に高く、以下のWebサイトでご利用のセキュリティソフト以外にも同様のウィルス検出結果となるかご確認ください。


https://www.virustotal.com/


「VirusTotal」は、無料でファイルやURLのウイルス検査を行うウェブサイトで、数十種類のアンチウイルスエンジンを使用し、アップロードした検体ファイルを分析いたします。これによって、特定のセキュリティソフトでのみウィルスとして検出される症状なのか、複数のウィルス対策ソフトの中から検証、そして比較することができます。


例えば、RAD Studioでビルドした実行ファイルをVirusTotaのサイトへアップロードする手順は、以下の通りです。

  1. VirusTotaのサイトを開きます。
  2. [Choose File]をクリックし、検証したい実行ファイルを選択します。
  3. [Comfirm upload]をクリックし、実行ファイルをアップロードします。


実行ファイルをアップロード後、自動的に複数のセキュリティソフトから検証、そして比較が行われます。

以下の図は、RAD Studio 11.3でビルドした実行ファイル(Project1.exe)をアップロードし、複数のセキュリティソフトによって比較された結果の一部が 表示された例です。

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解決

RAD Studioでビルドした実行ファイル(.exe)がご利用のセキュリティソフトによって「マルウェア」と検出された場合、セキュリティソフトのフィルタ設定で検出を除外することもできますが、もし根本的な解決が必要な場合は、大変お手数をおかけいたしますが、ご利用いただいているセキュリティソフトの開発元へご報告ください。

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