物理データ モデルの生成
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物理モデルの生成ウィザードは、論理モデルに基づいて、自動的にリレーショナルまたは多次元の物理モデルを作成します。これにより、物理モデル設計のフェーズではパフォーマンスに焦点を絞って作業を進めることができます。このウィザードを使用すると、対象データベース プラットフォームの基本的な命名ルールや構文ルールに準拠したり、参照整合性を実現(インデックスまたはテーブル制約を使用した論理キーの実装など)することができます。また、多対多リレーションシップを、生成されるリレーショナルまたは多次元モデルにより適した別のスキーマ要素に置き換えることができます。
論理データ モデルを作成したら、選択した論理データ モデルに基づき、さまざまなプラットフォームに対する物理データ モデルを生成することができます。
- モデル エクスプローラで、論理データ モデルの[メイン モデル]またはサブ モデルを右クリックし、ショートカット メニューの[物理モデルの生成]をクリックします。
- [完了]をクリックして[物理モデル生成]ウィザードを終了します。
次に、一部のオプションについて補足説明します。
- [対象データベース プラットフォーム]: ER/Studio Data Architect では、IBM プラットフォームを古い名前で参照しています。
ER/Studio Data Architect で使用される名前 |
現在の名前 |
---|---|
IBM DB2 AS/400 |
IBM DB2 iSeries |
IBM DB2 UDB |
IBM DB2 LUW |
IBM DB2 UDB for OS/390 |
IBM DB2 z/OS |
- インデックス: ストレージ パラメータとインデックス パラメータは、ステップ 1 で選択したターゲット データベース プラットフォームによって異なります。主キー インデックスは、主キー カラムを持つエンティティごとに生成されます。クラスタ主キー インデックスをサポートするプラットフォームでは、ウィザードのステップ 2 にクラスタ オプションがあります。
- 名前付け標準: ウィザードのステップ 3 で適用されます。データ ディクショナリにある XML ファイルまたは名前付け標準テンプレートが使用されます。名前付け標準では、スペース(空白)の置換や削除、大文字/小文字の変換、および無効な SQL 文字の置換を実行できます。
- クイック ウィザード: [ファイルを開く]または[設定を使用]をクリックして、ウィザードのステップ 1 ~ 5 のすべての設定を読み込むことができます。[設定のみ]オプションでは、異なるモデル間で使用できる汎用的な情報のみが読み込まれます。[設定とオブジェクト]オプションでは、たとえば、モデル固有の SQL パス データなどが読み込まれます。
メモ: テーブルとインデックスのストレージ定義についての詳細は、「テーブル ストレージの定義」および「インデックス ストレージの定義」を参照してください。
物理モデルの新規作成
稼働中のデータベースをリバース エンジニアリングするか、または SQL ファイルあるいは ERX ファイルをインポートして、新たに物理モデルを作成することができます。
- [データ モデル]タブで、論理モデル アイコンを右クリックし、ショートカット メニューの[新規物理モデルの追加]をクリックします。
- [新規物理モデルの追加]ウィザードが完了したら、[完了]をクリックします。
ウィザードのステップ 1 で利用できるオプションについて次に説明します。
- [データベースのリバース エンジニアリング]: このオプションの後続のステップは、リバース エンジニアリング ウィザードと同様です。これらのオプションについての詳細は、「既存データベースのリバース エンジニアリング」を参照してください。
- [SQL ファイルから読み込み]: このオプションの後続のステップは、[ファイル]メニューの[ファイルのインポート|ERX ファイル]と同様です。これらのオプションについての詳細は、「SQL ファイルからのモデルのインポート」を参照してください。
- [ERX ファイルから読み込み]: このオプションの後続のステップは、[ファイル]メニューの[ファイルのインポート|ERX ファイル]と同様です。これらのオプションについての詳細は、「ERX ファイルからのモデルのインポート」を参照してください。
- [ER/Studio Data Architect ファイルから読み込み]: パスとファイル名を入力し、インポートする物理モデルを選択してから、[完了]をクリックします。