インストール、登録、ライセンス情報

提供: InterBase

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目次

目次

全プラットフォームのインストール前に

インストール手順

登録の手順

インストールの後に

プラットフォーム固有の情報

すべてのプラットフォーム

すべてのプラットフォーム共通のインストール情報

一般情報

最近のバグ修正のリスト、および問い合わせ先の最新情報については、InterBase 2020 Update 4 Readme を参照してください。

InterBase 製品について取得できるアドオンおよびライセンスのリストについては、InterBase 『操作ガイド』の第 2 章「ライセンス管理」を参照してください。 ご購入時に、6 種類の InterBase ユーザー ガイドすべてを PDF 形式でお渡しします。

InterBase データベースおよびアプリケーションの開発と保守を行うユーザー向けのさまざまな情報とリソースについては、InterBase Community にアクセスしてください。 EmbarcaderoInterBase ユーザー向けに、活発なニュースグループが運営されています。 それらにアクセスするには、フォーラムに移動してください。

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システム要件と前提条件

InterBase をインストールおよび実行するためのシステム要件の一覧です。


InterBase Developer、Desktop および Server Edition

メモ: Desktop Edition は、Windows でのみ利用可能です。

  • サポートされるオペレーティング システム:
    • Windows(64 ビット、32 ビット):
      • Windows 11
      • Windows 10
      • Windows 8、8.1
      • Windows 7
      • Windows Vista
      • Windows Server 2022
      • Windows Server 2019
      • Windows Server 2016
      • Windows Server 2012、2012 R2
      • Windows Server 2008、2008 R2
    • Linux(64 ビット、32 ビット):
      • RHEL 8
      • SuSE 11.3
      • Ubuntu 20
      • Ubuntu 18
      • Ubuntu 16
  • サポートされるプロセッサ アーキテクチャ:
    • WindowsLinux
      • Intel x86 または Intel x86-64
  • ハード ディスク領域
    • インストール ファイル: 250MB(日本語版の場合 350MB)
    • インストールに必要な容量:
      クライアントのみインストールするには ~46 MB
      サーバーとクライアントをインストールするには ~117 MB


InterBase ToGo Edition

  • サポートされるオペレーティング システム:
    • Windows(64 ビット、32 ビット):
      • Windows 11
      • Windows 10
      • Windows 8、8.1
      • Windows 7
      • Windows Vista
      • Windows Server 2016
      • Windows Server 2012、2012 R2
      • Windows Server 2008、2008 R2
    • Linux(64 ビット、32 ビット):
      • RHEL 8
      • SuSE 11.3
      • Ubuntu 20
      • Ubuntu 18
    • macOS(64 ビット、32 ビット):
      • Monterey (12)
      • Big Sur (11)
      • Catalina (10.15)
    • Android
      • 11
      • 10
      • Pie (9.x)
      • Oreo (8.x)
    • iOS
      • iOS 15
      • iOS 14
  • 必須ライブラリ:
    • JRE
注意:
JRE は Windows、Linux、macOS の各システム上でライセンス マネージャを実行するために必要です。 Linux システムは openjdk-8 が必須で、例えば Ubuntu では、sudo apt install openjdk-8jdk で実行できます。


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サーバーとクライアントの互換性

InterBase 2020 Update 4 サーバーが互換性のある InterBase 2020 Update 4 クライアントと共に動作することは保証されています。 API には大きな変更はないため、InterBase クライアントの旧バージョンも現在のサーバーのバージョンと共に動作します。

重要:
InterBase クライアントとサーバーのバージョンを混在させることはできません。 Windows でのローカル接続には、互換性のあるクライアントとサーバーのバージョンを使用することを強くお勧めします。

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インストールと製品登録

注意:
InterBase 2017 Update 2 以前のインストール方法については、「以前のインストーラの利用」を参照してください。


InterBase は、Web サイトからのダウンロード、もしくは InterBase インストーラ(メディアキット使用したインストール)のどちらからでもインストール可能です。

InterBase インストーラを使用すると、Windows および Linux 上に InterBase をインストールできます。 このインストールの一環として、製品を登録できます。 InterBase は、サーバーを起動する前に登録されていなければなりません。 ライセンス情報を入力せずにサーバーを起動すると、登録キーを含むエラー メッセージがログ ファイル interbase.log に記録されます。 この登録コードとシリアル番号を使用すると、任意のコンピュータから http://reg.embarcadero.com に接続して、ソフトウェアを登録することができます。

をインストールして製品登録を行うと、基本レベルの機能が利用できます。機能の詳細なレベルは、Desktop Edition、ToGo Edition、Server Edition のどのエディションをインストールするかで異なります。 Desktop エディションは、Windows オペレーティング システムでのみ利用可能であることに注意してください。

ユーザー数、プロセッサ数、高度な暗号化機能を追加するには、適切な追加ライセンスを、Embarcadero ショップ サイト(http://store.embarcadero.com)または代理店より購入する必要があります。 ライセンス キーおよび製品登録については、『操作ガイド』の「ライセンス管理」の章を参照してください。 このガイドやその他の InterBase のドキュメントは、<interbase_home>/doc ディレクトリにあります。 詳細は、「ユーザー、プロセッサ、高度な暗号のライセンス管理」を参照してください。

注意:
旧バージョンの InterBase をお使いのユーザーの場合 - InterBase 2020 のライセンスは旧バージョンの InterBase ライセンスと互換性がありません。 InterBase 2020 では新しいライセンスを購入する必要があります。

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ダウンロードとインストール

InterBase のダウンロード、インストール、製品登録の手順は次のとおりです。

  1. InterBase をローカル コンピュータまたはサーバーにダウンロードします。
  2. .zip ファイルを新しいディレクトリに解凍します。
  3. Windows では、インストール起動ファイル install_windows.exe を実行するか、32 ビット版には ib_install.exe、64 ビット版には ib64_install.exe と選択して実行することができます。 Linux では、install_linux_x86.sh または install_linux_x86_64.sh のいずれかを実行します。
  4. 後述の「登録」の指示に従います。
  5. InterBase を起動すると、製品が利用できます。
注意:
ToGo Edition や IBLite Edition のインストール方法の詳細については、ToGo クイック スタート をクリックして、『InterBase ToGo および IBLite クイック スタート』を参照してください。
注意:
InterBase ToGo をインストールする際は、MSVC 2013 ランタイムが必要です。 このランタイムは、Windows 7 およびそれ以前のバージョンの Windows ではデフォルトで使用できないため、InterBase ToGo を使用する前にインストールしておく必要があります。

必要なファイルは、次より入手可能です: https://docs.microsoft.com/en-us/cpp/windows/latest-supported-vc-redist?view=msvc-160#visual-studio-2013-vc-120

または、Web において「Visual C++ Redistributable Packages for Visual Studio 2013」を検索してください。

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インストーラの使用

クロスプラットフォーム インストーラを使用した InterBase のインストールおよび製品再登録の手順について説明します。 無理な場合を除き、できるだけインストーラを使用してください。 GUI インストーラが利用できない Unix 環境で使用できるコンソール(コマンドライン)インストーラもあります。 しかし、Unix OS 上でコマンドラインのインストーラを使用するためには、X Window がインストールされている必要があります。 コンソールからインストールする方法についてはコマンドライン インストールを参照してください。

インストール前の準備:

  1. そのコンピュータに初めて InterBase をインストールする場合は、インストールの一部として製品を登録する必要があります。 旧バージョンからのアップグレードの場合も新規インストールの場合も、この手続きが必要です。 インストールの登録段階に入る前に、次のものがお手元にあることを確認してください。
    • 製品のトライアル版をダウンロードした後、または製品を購入したときに、電子メールで送られてきたシリアル番号。
    • EDN(Embarcadero Developer Network)のユーザー名とパスワード。 これまでに Embarcadero 製品を登録したことがある場合には、EDN のメンバとして EDN のユーザー名とパスワードが発行されています。 Embarcadero 製品を登録したことがなくても、EDN にオンラインで加入してメンバになっている場合もあります。 EDN のメンバでない場合には、インストールの登録段階で EDN に加入できます。
  2. 旧バージョンからアップグレードする場合は、次の操作も実行する必要があります。
    旧バージョンの InterBase をアンインストールする前に、現在使用中のバージョンの InterBase を使って既存のデータベースをバックアップしてください。
    • InterBase 2020 は、新しい主要オンディスク構造体、ODS 18.0 を使用しています。 これは、新しいシステム テーブル、およびデータベース テーブル領域を有効にするための既存のシステム テーブルへの変更、データベース インデックスのパフォーマンス監視、および追加のデータ ディクショナリの変更に対応するために必要です。 InterBase の旧バージョンで作成されたデータベースは、InterBase 2020 サーバーがアクセスしても、自動的に ODS 18.0 にアップグレードされません。
    • InterBase 2017 リリースでは、新しいオンディスク構造体のメジャー バージョン、ODS 17.0 を採用しています。このバージョンの ODS は、新しいシステム テーブルの作成や既存のシステム テーブルの変更をサポートするために必要です。 InterBase の旧バージョンで作成されたデータベースは、InterBase 2017 サーバーがアクセスしても、自動的に ODS 17.0 にアップグレードされません。
    • 新しい ODS に移行するには、これらのデータベースを旧バージョンの InterBase でバックアップし、InterBase 2020 Update 4 IBConsole または gbak を使って復元する必要があります。 このデータベースの復元オペレーションは、自動的にデータベースを最新の ODS バージョン(そのエンジンでサポートされている)で作成します。
    • 最新の ODS にアップグレードされることを強くお勧めします。 ODS バージョン 12 以前のサポートは無効となります。 バージョン 13 から 17 はサポートされています。
    • InterBase XE7 リリースでは、パフォーマンス モニタリング カウンタに対してスケールをあわせた整数(64 ビット)のサポートが導入されています。これは、次のようにデータベースの ODS バージョンに依存しています。
    • ODS 15 は、以前と同様、32 ビット Integer カウンタのみサポートします。
    • ODS <= 15 は、以前と同様、32 ビット INTEGER カウンタを引き続き維持します(ダイアレクト 1 およびダイアレクト 3 の両データベースに対して)。
    • ODS >= 16 は、ダイアレクト 1 データベースに対して、「倍精度」データ型で定義されたカウンタを持ちます。
    • ODS >= 16 は、ダイアレクト 3 データベースに対して、「NUMERIC(18,0)」データ型で定義されたカウンタを持ちます。 デフォルトでは、新しいデータベースは、ODS 16、ダイアレクト 3 で作成されます。 これは、スケール化されたカウンタのサポートの利点を享受できるでしょう。
    • セキュリティ データベース(デフォルトは admin.ib)のバックアップ コピーを作成します。
    • ibconfig ファイルのバックアップ コピーを作成します。
    • InterBase サーバーを停止し、InterBase をアンインストールします。
    • どのインストールでも同じですが、Embarcadero は、アンチウイルス ソフトを含むすべての実行中のアプリケーションを停止することを強くお勧めします。
    • Linux ユーザーは、インストールするには root でログインしなければなりません。 Windows ユーザーは、管理者権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。
  3. インストール プログラムの実行:
    • Windows プラットフォームでは、install_windows.exe を実行します。
    • Linux プラットフォームでは、Linux 用のスクリプト install_linux_x86.sh または install_linux_x86_64.sh を、基盤としているシステム アーキテクチャごとに実行します。
  4. Windows 上でインストール プログラムを初めて実行すると、パネルに次のオプションが表示されます。
ボタン 機能
インストールInterBase2020 メインの InterBase 2020 製品をインストールします。


InterBase 2020 の Web ページ http://www.embarcadero.com/interbase に接続します。


InterBase セットアップ情報 このセットアップ関連文書を表示します。 InterBase は、インストールを行う前にこの情報を一読されることを、強く推奨します。


終了 インストール プログラムを終了します。

処理を完了するには、次のステップを行います:

  1. お使いのシステムおよびアーキテクチャに適したインストーラを実行します。
    install_windows.exe を実行した場合:
    1. InterBase 2020 のインストール をクリックします。
    2. InterBase 2020 の 32 ビット版または 64 ビット版を選択して、[インストール]をクリックします。また、ib_install.exe を実行して 32 ビット版を、ib64_install.exe を実行して 64 ビット版をインストールすることもできます。
  2. インストール ウィンドウで、[次へ]をクリックします。
  3. インストールを続行するには、使用許諾書を読み、それに同意します。
  4. [コンポーネントの選択]パネルでは、[サーバーとクライアント]または[クライアントのみ]を選択し、[次へ]をクリックします。
  5. [マルチインスタンス InterBase]パネルでは、複数インスタンスを実行したい場合には、"はい"、そうでなければ "いいえ" を選択し、[次へ]をクリックします。
    • "はい" を選択した場合には、一意のポート番号とインスタンス名を選択しなければなりません。
  6. 次のパネル、[インストールの場所]では、デフォルトの場所が表示されています。 場所を変更したい場合には変更します。
  7. [インストール前の概要]パネルでは、設定を確認し、[インストール]をクリックしてインストール処理を開始します。
  8. 一旦、インストーラが製品のインストールを完了したら、製品登録ダイアログが表示されます。
    • シリアル番号および Embarcadero Developer Network(EDN)メンバ情報がある場合は、この時点で製品登録を行う必要があります。
    • EDN のメンバーでない場合は、登録時に加入できます。 この時点で製品登録できない場合は [キャンセル] を選択します。 製品登録できる場合は、InterBase インストーラを再実行し、[Install Set] パネルで [Register] を選択するか、またはスタートアップ時にライセンス マネージャを起動します。
    • Linux では、シェル コマンドラインから登録したい場合には、次のコマンドを実行します:
       <interbase_home>/bin/LicenseManagerLauncher -i Console
  9. 登録パネルで、Embarcadero から受け取った電子メールに記載されているシリアル番号(Serial Number)と承認キー(Authorization Key)を入力します。

プロパティ ファイル

インストーラは、Windows プラットフォーム上では、ib_install.exe および ib64_install.exe という名前になります。特定のインストール用の変数が入ったプロパティ ファイルを使用して、インストーラをカスタマイズできます。 プロパティ ファイルはインストーラと同じディレクトリに配置する必要があります。 サンプル プロパティ ファイルは、InterBase のインストール キットの extra ディレクトリから入手可能です。

プロパティ ファイルを使用したインストーラの実行

Windows の例:

ib_install.exe -f values.txt  
ib64_install.exe -f values.txt

Linux の例:

ib_install_linux_x86.bin -f values.txt  
ib_install_linux_x86_64.bin -f values.txt

Installer_UI

InstallAnywhere ベースのインストーラを実行するモード:

  • GUI
  • Silent
  • Console (UNIX プラットフォームのみ)

例:

 INSTALLER_UI=silent

CHOSEN_INSTALL_SET

エンド ユーザーによって選択されたインストール セット:

  • Sever (サーバーとクライアント)
  • Client (クライアントのみ)
  • Register (GUI モードでのみ使用可能)

例:

CHOSEN_INSTALL_SET=Server

SLIP_FILENAME

InterBase に使用するライセンス slip ファイルの場所

Windows での例:

  SLIP_FILENAME=C:\\slipdir\\myslipfile.slip

Windows 以外での例:

  SLIP_FILENAME=/usr/local/tmp/myslipfile.slip

USER_INSTALL_DIR

これは、InterBase のインストール先ディレクトリです。 デフォルトのインストール フォルダは、Windows の 32 ビットまたは 64 ビットの場合、"Program Files" の場所にあります。

MULTI_INSTANCE

デフォルトでは No に設定されます。 InterBase マルチインスタンス機能を利用する場合は MULTI_INSTANCE=Yes に設定します。 INSTANCE_NAME 変数と SERVER_TCP_PORT 変数をデフォルト以外に設定して、システムで動作中の他のバージョンの InterBase を妨害しないようにすることが重要です。

SERVER_TCP_PORT

デフォルトは 3050 MULTI_INSTANCE が Yes に設定されている場合にのみ設定する必要があります。 サーバー コンピュータの他のプログラムを妨害しないポート番号を選択してください。

INSTANCE_NAME

デフォルトでは gds_db です。 MULTI_INSTANCE が Yes に設定されている場合にのみ設定する必要があります。

REG

ライセンス登録ツールがインストール中に起動しないようにするには、これを FALSE に設定します。これは、「サイレント」インストールの場合にも必要です。

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InterBase のインストーラを Wise インストーラから InstallAnywhere インストーラへ移行する

Windows での InterBase の Wise Installer 技術ベースのインストーラは、製品のフルインストーラとして、InterBase 2017 Update 3 リリースより利用できなくなります。 英語および日本語の双方に対して Windows 上では、現在お使いのインストール ファイルを、InstallAnywhere ベースのインストーラを使用するよう、移行する必要があります。 ただし、アップデート/パッチ インストーラについては、引き続き Wise Install 技術をお使いになれます。

InterBase インストールをカスタマイズするためのインストール プロパティ ファイル

英語言語 Windows 固有のインストーラ(Wise ベースのインストーラ)でのプロパティ名 Wise プロパティのサンプル値 クロスプラットフォーム マルチ言語インストーラ(InstallAnywhere ベースのインストーラ)でのプロパティ名 InstallAnywhere プロパティのサンプル値 メモ
MAINDIR C:/InterBase USER_INSTALL_DIR USER_INSTALL_DIR=C:\\Program Files\\Embarcadero\\InterBase\\ib2017 InterBase ルート ディレクトリの場所 Windows での USER_INSTALL_DIR プロパティは、パス区切りに 2 重バックスラッシュ(\)を使用し、また、引用符で囲ってはいけません。非 Windows プラットフォームのパスは、スラッシュ 1 つ(/)を使用し、引用符は使いません。
TCP_PORT TCP_PORT=3050 SERVER_TCP_PORT SERVER_TCP_PORT=3050 デフォルト: 3050
Instance INSTANCE=gds_db INSTANCE_NAME INSTANCE_NAME=gds_db デフォルトは gds_db
COMPONENTS COMPONENTS=A,C,D CHOSEN_INSTALL_SET CHOSEN_INSTALL_SET=Server Wise ベースのインストーラの場合、これは、インストールされたコンポーネントのカンマ区切りのリストです。

InstallAnywhere ベースのインストーラでは、サーバー セットと共にドキュメントをインストールします。

ARCH ARCH=64 対象外 InterBase アーキテクチャを選択(32 または 64)。 InstallAnywhere ベースのインストーラには適用しない(このインストール バイナリは、32 ビットまたは 64 ビット固有のため)。
MULTI MULTI=Yes MULTI_INSTANCE MULTI_INSTANCE=Yes マルチインスタンス識別子としてインストール。有効な値は “Yes” と “No”
対象外 SLIP_FILENAME SLIP_FILENAME=C:\\slipdir\\myslipfile.slip InstallAnywhere のみ
対象外 Installer_UI INSTALLER_UI=silent Wise ベースインストーラは、サイレント インストールのオプション “/s” を取る。InstallAnywhere オプションの値には、“silent”、“console” がある。GUI インストールがデフォルト。
対象外 REG REG=FALSE このプロパティは任意です。これを FALSE に設定すると、インストーラが、ライセンス登録ツールを起動「しない」ようになります。特に、登録の必要のないディストリビューション ライセンス slip ファイルをお持ちの場合、このプロパティを FALSE に設定してください。

登録

  1. EDN アカウントの認証情報を [ログイン名または電子メール] および [パスワード] のフィールドに入力します。 これまでに EDN アカウントを作成していない場合やパスワードを忘れた場合には、"作成を希望します" または "パスワードが不明です" をクリックしてください。
  2. [登録] をクリックすると、自動的にソフトウェア ライセンス ファイルがダウンロードされ、インストールされます。 処理が正常に行われない場合には、製品登録ダイアログの [接続中に問題が発生しました。] のリンクをクリックしてください。
  3. InterBase 製品の登録に関する FAQ(よく聞かれる質問)を参照するには、[登録 FAQ]をクリックします。

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終了

InterBase のインストールと製品登録を完了します。 ユーザー、プロセッサ、またはインターネットの使用のために購入したライセンスがある場合は、サーバーを起動する前にライセンスを登録する必要があります。 ライセンスの情報については、「ユーザー、プロセッサ、高度な暗号のライセンス管理」を参照してください。

ドライバのインストール

インストーラがまだ表示されている場合は最初のパネルに戻り、インストールするドライバを選択します。 表示されていない場合は InterBase インストーラを再実行し、[InterBase Connectivity Drivers のインストール] ボタンをクリックします。 インストールするドライバを選択し、画面の指示に従います。

注意:
JDBC ドライバは自動的にインストールされるため、ドライバの選択肢には含まれていません。

InterBase インストーラに備わっているドライバは次のとおりです。

InterBase ODBC ドライバ
InterBase 用 ADO.NET ドライバ
重要:
同梱されている ADO.NET ドライバは、新しい ADO.NET ドライバ に変わりましたので、古いドライバの代わりにこちらの新しいドライバをお使いください。

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コマンドライン インストール

Linux の環境が GUI インストーラをサポートしてない場合は、以下の手順でコンソール インストールができます。

InstallAnywhere ベースのインストーラを使用する場合。 InstallAnywhere ベースのインストーラを実行するには、X Window System のライブラリが必要です。 ライブラリが使用できない場合は "Installer User Interface Mode not Supported" というエラー メッセージが表示されます。

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InterBase のインストール

  1. InterBase サーバーが実行中の場合はサーバーをシャットダウンし、旧バージョンの InterBase をアンインストールします。
  2. InterBase メディア キットから、プラットフォーム固有のインストーラを "-i <UI モード>" オプションで 希望する UI モード(GUI、コンソール、サイレント)で実行します。 GUI モードがデフォルトです。
  3. Linux では、インストーラ スクリプトである install_linux_x86.sh または install_linux_x86_64.sh に対して実行権限を準備します。
  4. コンソール モードでインストーラを実行するには、インストーラ スクリプトを実行する際にオプション "-i Console" を指定します。
    • プロンプトに従います。
    • インストーラを Console モードで実行する際に、GUI モードでライセンス登録ツールを起動しようとすると、登録に失敗します。 これは既知の問題です。 インストールは完了しますが、登録は保留されます。 この場合、インストールされた場所の bin/ ディレクトリに移動し、LicenseManagerLauncher ツールを起動してライセンスを登録します。
  5. インストールが完了したら、サーバーを起動するために InterBase の製品登録を行う必要があります。
    • Linux で、シェル コマンドラインで登録する場合は、次のコマンドを実行してください。
 <interbase_home>/bin/LicenseManagerLauncher -i Console 
  • インストールに関するプラットフォーム固有の問題については、以下の Linux セクションを参照してください:

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ユーザー、プロセッサ、高度な暗号のライセンス管理

InterBase オプションの詳細については、Embarcadero InterBase ポータル を参照してください。 PDF マニュアル『操作ガイド』の「ライセンス管理」の章では、このトピックについてさらに詳細に扱っています。 同時接続ユーザーの追加、プロセッサの追加を有効にするためのソフトウェア ライセンスを別途購入できます。

製品登録を行うと、以下の基本機能が利用できます。

  • Desktop、ToGo、IBLite の各エディション: ローカル接続(同一コンピュータ)のみができます。8 つの CPU コア/プロセッサと 8 つの同時接続が有効になります。
  • 高度な暗号化が、Server、Desktop、ToGo Edition の製品 SKU 上で、デフォルトで有効になりました。 高度暗号化は IBLite Edition では有効にならない点に注意してください。
  • Server Edition: 8 つの CPU コア/プロセッサと 1 人のユーザー(4 つの接続)が有効になります。

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プラットフォーム固有の情報

Linux

既知の問題

インストーラの GUI モードで失敗した場合、コンソール モードで実行

GUI モードが失敗した場合、以下の設定をチェックするか、コンソール モードで起動します。

  • DISPLAY 環境変数: 値は「<ローカルホスト名>:0.0」または単純に「 :0.0」とします。
  • xhost アクセス制御: "xhost + <ローカルホスト名>" を実行します。

これら 2 つの設定により、GUI の問題が解決する可能性があります。

インストーラ スクリプトの Console モード オプションが機能しない

インストーラ スクリプト install_linux_x86.sh またはinstall_linux_x86_64.sh にオプション ン "-i Console" と渡しても、"Console" モードが自動的に実行されません。

この問題は、上記のスクリプトにあります。 現在、"-i Console" オプションをインストーラ バイナリに渡さないようになっています。 これは、次のように修正することができます。


unzip InterBase_2020_Linux.zip
chmod +x install_linux_x86*sh
# Edit install_linux_x86_64.sh and append “$*” to the last line. It should look like this…
./ib_install_linux_x86_64.bin $*

# Run the script with "-i Console" option
sudo ./install_linux_x86_64.sh -i Console

コンソール モード インストーラが、インスタンス サービス名とポート番号での、/etc/services ファイルの更新に失敗する

“Console” モードでのインストールの際、InterBase インストーラは、/etc/services をサービス名とポート番号で更新しません。 この結果、サーバー起動エラーが発生します。 この問題は、サーバーを起動する前に、以下を行うことで解決できます。


sudo vi /etc/services
# Add the following line at the end of the file, and save.
gds_db  3050/tcp                         #InterBase Server

GUI で実行している際のライセンス登録の起動に失敗した場合、コンソール モードを使用する

InterBase GUI インストーラが、インストール処理の最後で LicenseManagerLauncher GUI の起動に失敗した場合、LicenseManagerLauncher をコンソール モードで <interbase>/bin フォルダから起動してください。

コマンド:

   cd <interbase>/bin
   sudo ./LicenseManagerLauncher -i Console

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InterBase のマルチインスタンス インストールの設定

マルチインスタンス インストールでは、/usr/interbase シンボリック リンクが自動作成されません。 InterBase の特定インスタンスを使用するには、INTERBASE 環境変数および LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定します。 "単一" インスタンスのインストールを行う場合、この設定は不要です。

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カスタマイズ ファイルの保存

サーバー マシンにインストールされている旧バージョンの上に、最新の InterBase をインストールすることが予定されており、その際カスタマイズしたファイルを維持したい場合には、それらを安全な場所にコピーしておくことが必要です。以下はその例です:


gbak -b /usr/interbase/admin.ib /tmp/admin.ibk
cp /usr/interbase/ib_license.dat /tmp   
cp /usr/interbase/ibconfig /tmp 

以前のインストール製品において、これらのファイルをカスタマイズしていない場合には、このステップは飛ばして構いません。

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サービスとしての InterBase の実行

InterBase をサービスとして実行するには:

/usr/interbase/examples/ibservice.sh -s[etup] <interbase> <instance_name>
For e.g.
/usr/interbase/examples/ibservice.sh -s /opt/interbase gds_db
  • /usr/interbase リンクは、("single" または "gds_db" という名前の)デフォルトではない、InterBase インスタンス用には設定されていません。インストール場所はよく検討しましょう。/opt/interbase_<インスタンス名> を使用して、将来の「デフォルト」インスタンスが、/opt/interbase によって阻害されないようにしましょう。例: "ems" という名前のインスタンスには、/opt/interbase_ems をフォルダ名に使用する。
  • 一度インストールしたら、/opt/interbase_ems/examples フォルダに移動します。
  • ユーザー 'sudo' または 'root' で、スクリプト ibserverdibserverd_ems にコピーします。
  • ibserverd_ems スクリプトを編集、保存し、InterBase のインストール場所を /opt/interbase から /opt/interbase_ems に変更します。
  • その後、上記のスクリプトを、'sudo' または 'root' で実行することで、自動サービス起動を設定します。例: sudo ./ibservice.sh -s /opt/interbase_ems ems. このとき、第 2 引数がインストール フォルダ、第 3 引数がインスタンス名です。
  • これで、システム再起動時に、適切にライセンス登録されている限り、サービスが自動的に開始されます。

Linux でのシステム ライブラリ パスの設定については、/usr/local/lib/libgds.so が、<interbase>/lib フォルダにある正しい libgds.so をシンボリック リンク(ln -s /opt/interbase_ems/lib/libgds.so /usr/local/lib/libgds.so)を介して、参照できていることを確認してください。これによりアプリケーションは、正しい LD_LIBRARY_PATH 設定なしでも、InterBase クライアントを起動できます。アプリケーション環境を制御できる場合には、LD_LIBRARY_PATH 設定をカスタマイズして /opt/interbase_ems/lib を含むようにできると、シンボリック リンクの必要がなくなります。


InterBase をサービスとして実行するように選択すると、コンピュータをマルチユーザー モードで動作させるたびに、InterBase サーバーが自動的に起動されます。

サービスとしてインストールした InterBase を削除するには、次のコマンドを実行します。

/usr/interbase/examples/ibservice.sh -r[emove] <interbase> <instance_name>

この場合、必要に応じて、InterBase サーバーを手動で起動する必要があります。

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関連項目