インデックスの作成
InterBase クイック スタート：Part II - データ定義 へ戻る
インデックスは、1 のテーブルにおける、1 つまたは複数の列に基づいています。 指定された列の内容を順序付けし、その情報をディスク上に保存することで、それら列へのアクセスを高速化します。 インデックスはデータ検索のパフォーマンスを向上させますが、ディスク スペースを取り、挿入および更新のスピードを劣化させる可能性があるため、大抵は、頻繁にクエリがかけられる列に対して使用します。 インデックスはまた、一意性と、参照整合性の制約を強化します。
InterBase は、UNIQUE および PRIMARY KEY の列について、インデックスを自動的に生成します。 制約の詳細については、『データ定義ガイド』を参照してください。
CREATE INDEX 文を使用して、インデックスを作成します。 簡略化した構文は次にようになります：
CREATE INDEX name ON table (columns)
任意で、CREATE INDEX キーワードに続いて、1 つまたは複数の ASCENDING、DESCENDING、UNIQUE キーワードを追加することができます。
namex インデックスを作成する
Employee テーブルに対するインデックスを、次のコードを入力して定義します：
CREATE INDEX namex ON Employee (last_name, first_name)
この文は、namex というインデックスを、Employee テーブルの列 last_name と first_name に対して、定義しています。
インデックス エントリの重複を防ぐ
重複エントリをなくすインデックスを定義するには、UNIQUE キーワードを CREATE INDEX に含めます。 UNIQUE インデックスが定義された後、ユーザーはインデックス付けされた列に、同じ値がすでに存在する場合には、その値を挿入またはその値へ更新することはできません。
複数列で定義される一意インデックス（下の例の prodtypex など）の場合、個々の列には同じ値を入力することはできますが、インデックスのすべての列に入力される値の組み合わせでは、各行が一意に識別できなければなりません。
すでに一意ではない値を含んでいる列に対して、UNIQUE インデックスを作成することはできません。
UNIQUE インデックスを作成する
次を入力して、prodtypex という名の一意インデックスを、Project テーブル上に作成します：
CREATE UNIQUE INDEX prodtypex ON Project (product, proj_name)