ユーザー名とパスワードの要件

提供: InterBase

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InterBase クライアント アプリケーションをコンパイル、リンク、実行する際、 クライアントは常に、有効なユーザー名とパスワードの組み合わせを、InterBase サーバーに渡さなければなりません。 サーバーは、このユーザー名とパスワードを、セキュリティ データベース(デフォルトでは admin.ib)に格納されている、ユーザー名とパスワードの組み合わせと照合します。 一致するものが見つかった場合、クライアントは、サーバー上の InterBase サーバーにアタッチすることができます。 見つからない場合には、サーバーはアタッチ要求を拒否します。

正常なアタッチを行うには、次の手順が必要となります:

1. SYSDBA 権限を持つユーザーが、クライアントのユーザー名とパスワードを、サーバーのセキュリティ データベースに追加しなければなりません。 Windows プラットフォーム上でこれを行う場合には、IBConsole を使用してください。 UNIX 上では、gsec ユーティリティを使用します。
2. クライアントは、有効なユーザー名とパスワードの組み合わせを、サーバーに送信しなければなりません。 パスワードでは、大文字/小文字が区別されます。

UNIX ログイン:  環境によっては、InterBase セキュリティ データベースにユーザー名がなくても、データベースに接続することができます。 これは、次の条件が満たされる場合に発生します:

  • クライアントとサーバーの両方が、UNIX 上で稼働している
  • 現在のログイン名が、サーバー ホスト上に存在する
  • 信頼できるクライアントからログインしている。信頼できるクライアントとは、サーバー上の /etc/hosts.equiv または /etc/gds_hosts.equiv ファイル、もしくは、サーバー上のユーザーのホーム ディレクトリにある .rhosts ファイルに一覧されているものを指します。 
  • 接続文字列に、ユーザー名とパスワードを指定していない
メモ: InterBase は、出荷時に SYSDBA ユーザー ID が時点定義されています。 デフォルト パスワードは、masterkey です。 このユーザー ID は、データベース管理者用が使用するためのもので、他のユーザー ID には許されていない特別な権限が与えられています。 このユーザー ID を、クライアント アプリケーションでは使用しないでください。