System.IniFiles.TMemIniFile

提供: RAD Studio API Documentation
移動先: 案内検索

System.IniFiles.TCustomIniFileSystem.TObjectTMemIniFile

Delphi

TMemIniFile = class(TCustomIniFile)

C++

class PASCALIMPLEMENTATION TMemIniFile : public TCustomIniFile

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
class public
System.IniFiles.pas
System.IniFiles.hpp
System.IniFiles System.IniFiles


説明

TMemIniFile は、INI ファイルにあるアプリケーション固有の情報や設定値をバッファで格納したり取り出したりできるようにします。

TMemIniFile を使用すると、Windows INI ファイルにおいて、アプリケーション固有の情報や設定の、格納や取得を行うことができます。INI ファイルには、"セクション" という論理的なグループに分かれて情報が格納されています。 各セクション内では、名前の付いたキーの中に実際のデータ値が格納されます。 キーの形式は次のとおりです。

<keyname>=<value>

TMemIniFile は、すべての変更を INI ファイルにバッファリングします。オブジェクトが初めて作成されたときに、INI ファイルは一度読み込まれます。INI ファイルからのデータは、階層化された文字列リストに格納されます。INI ファイルにおける各セクションは、最上位の文字列リストでそれぞれ 1 つの要素となり、この中の各要素がまたそれぞれ文字列リストを保有します。保有されている文字列リストのそれぞれの中にある各要素は、セクション内のキーを表します。データが読み込まれると、データへの変更はいずれもメモリに格納されます。メモリからのデータを、関連付けられている INI ファイルに書き戻すには、UpdateFile メソッドを呼び出します。

メモ: UpdateFile メソッドを呼び出す前にデストラクタが呼び出された場合、変更は INI ファイルに保存されません。この情報の欠落を避けるには、AutoSave プロパティを使用します。AutoSave プロパティを True に設定すると、デストラクタが呼び出された際、TMemIniFile の変更は自動的に関連付けられている INI ファイルに保存されます。

セクション、キー、値の読み、書き、消去を行う TMemIniFile メソッドはすべて、INI ファイルのメモリ内コピーで処理します。

関連項目

コード サンプル