System.SysUtils.TFloatFormat
Delphi
TFloatFormat = (ffGeneral, ffExponent, ffFixed, ffNumber, ffCurrency);
C++
enum DECLSPEC_DENUM TFloatFormat : unsigned char { ffGeneral, ffExponent, ffFixed, ffNumber, ffCurrency };
プロパティ
| 種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
|---|---|---|---|---|
| enum | public | System.SysUtils.pas System.SysUtils.hpp |
System.SysUtils | System.SysUtils |
説明
TFloatFormat 型は，浮動小数点関数の形式コードの列挙型リストです。
TFloatFormat は，浮動小数点関数で使用する形式コードの列挙型リストを定義します。
| 書式 | 定義 |
|---|---|
|
ffGeneral |
汎用数値形式。値は，指数形式を使用した最短の 10 進文字列に変換されます。末尾に付く 0 は，結果の文字列から削除されます。 |
|
ffExponent |
指数形式。値は「-d.ddd...E+dddd」形式の文字列に変換されます。負数の場合，変換された文字列は負符号で始まり，小数点の左側に必ず 1 桁が表示されます。変換後の文字列の指数の前の全桁数（小数点の前の 1 桁も含む）を Precision パラメータで指定します。変換後の文字列の指数文字 E の後には，正符号または負符号と 4 桁までの数字が続きます。Digits パラメータには指数部の最小桁数（0 以上 4 以下）を指定します。 |
|
ffFixed |
固定小数点形式。値は「-ddd.ddd...」形式の文字列に変換されます。負数の場合，変換された文字列は負符号で始まり，小数点の左側に必ず 1 桁以上が表示されます。小数点以下の桁数（0 以上 18 以下）を Digits パラメータで指定します。整数部の桁数が指定された精度より多い場合，変換後の文字列は指数形式になります。Digits パラメータが Precision によって指定された桁数より大きい場合，結果の値には 0 が付加されます。たとえば，ffFixed の Precision が 5 に設定され，Digits が 3 に設定された場合は，345.6789 を書式化すると，精度以上の桁に 0 が付加されて文字列「345.680」になります。 |
|
ffNumber |
数値形式。値は「-d,ddd,ddd.ddd...」形式の文字列に変換されます。変換後の文字列に 3 桁区切りの記号が含まれる点を除いて，ffNumber 形式は ffFixed 形式と同じです。Digits パラメータが Precision によって指定された桁数より大きい場合，結果の値には 0 が付加されます。たとえば，ffNumber の Precision が 5 に設定され，Digits が 3 に設定された場合は，345.6789 を書式化すると，精度以上の桁に 0 が付加されて文字列「345.680」になります。 |
|
ffCurrency |
通貨形式。値は金額を表す文字列に変換されます。変換方法は，CurrencyString，CurrencyFormat，NegCurrFormat，ThousandSeparator，および DecimalSeparator グローバル変数によって制御されます。これらの変数はすべて，Windows のコントロールパネルにある各国対応の通貨形式によって初期化されます。小数点以下の桁数（0 以上 18 以下）を Digits パラメータで指定します。Digits パラメータが Precision によって指定された桁数より大きい場合，結果の値には 0 が付加されます。たとえば，ffCurrency の Precision が 5 に設定され，Digits が 3 に設定された場合は，345.6789 を書式化すると，精度以上の桁に 0 が付加されて文字列「345.680」になります。 |