System.Variants.VarType

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Delphi

function VarType(const V: Variant): TVarType;

C++

extern DELPHI_PACKAGE System::Word __fastcall VarType(const System::Variant &V);

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
function public
System.Variants.pas
System.Variants.hpp
System.Variants System.Variants


説明

指定されたバリアントの型コードを返します。

VarType は、指定されたバリアントの型コードを返します。 結果の値は、カスタム バリアント型の型コードか、System ユニットで宣言された定数から構成されます。

バリアント型コード(varTypeMask ビット マスクによって定義されたビット)の下位 12 ビットは、このバリアントの型を定義します。 varArray ビットは、バリアントが指定された型の配列だった場合に、設定されます。 varByRef ビットは、バリアントが指定された型の値ではなく、その値への参照だった場合に、設定されます。

次の表では、System ユニットで定義されている各バリアント型の意味です:

バリアント型 説明
varEmpty バリアントは Unassigned。
varNull バリアントは NULL。
varAny 任意の値を保持できる Variant を表します。
varSmallint 16 ビットの符号付き整数(Delphi では Smallint 型、C++ では short 型)。
varInteger 32 ビットの符号付き整数(Delphi では Integer 型、C++ では int 型)。
varSingle 単精度浮動小数点値(Delphi では Single 型、C++ では float 型)。
varDouble 倍精度浮動小数点値(double 型)。
varCurrency 通貨型の浮動小数点値(Currency 型)。
varDate 日付と時刻の値(TDateTime 型)。
varOleStr 動的に割り当てられた Unicode 文字列への参照。
varDispatch オートメーション オブジェクトへの参照(IDispatch インターフェイス ポインタ)。
varError オペレーティング システムのエラー コード。
varBoolean 16 ビット論理値(WordBool 型)。
varVariant その他のバリアントを示します。
varUnknown 不明なオブジェクトへの参照(IInterface または IUnknown インターフェイス ポインタ)。
varShortInt 8 ビットの符号付き整数(Delphi では ShortInt 型、C++ では signed char 型)。
varByte バイト。
varWord 符号なしの 16 ビット値(Word)。
varLongWord 符号なしの 32 ビット値(Delphi では LongWord 型、C++ では unsigned long 型)。
varInt64 64 ビットの符号付き整数(Delphi では Int64、C++ では __int64)。
varStrArg COM 互換文字列。
varString 動的に割り当てられた文字列への参照(COM と非互換)。
varArray バリアント配列を示します。
varByRef 値ではなく参照を含むバリアントを示します。
varTypeMask 各配列要素の型を示します。

メモ: 各バリアント型のコードの一覧は、System ユニット ページ(「定数」節)にあります。

VarType によって返される値は、TVarData レコードの VType フィールドにそれぞれ対応します。

バリアントの型は、VarAsType を使用して、変更することができます。

関連項目