リモート デバッグの接続を確立する
リモート デバッグ - 手順(古い形式) への移動
メモ: このトピックで説明しているのは、古い形式のリモート デバッガ実行用に接続を確立する方法です。
メモ: 古い形式のリモート デバッグ方法もまだサポートされてはいますが、新しいリモートおよびクロスプラットフォームのデバッグ ソリューションを使用することを推奨します。これは次のことを可能にします:
- リモート アプリケーションとマルチデバイス アプリケーションの両方のデバッグに統合デバッガを使用する
- アプリケーションの構成と配置に配置マネージャを使用
メモ: リモート マシンが Windows ファイアウォールを使用している場合は、Embarcadero リモート デバッグ サービスを許可するかどうかを確認するメッセージが表示されます。 サービスの接続を許可する必要があります。
警告: RAD Studio とリモート デバッグ サーバーの間の接続は、暗号も認証もサポートされていない単純な TCP/IP ソケットです。 そのため、信頼できないクライアントからネットワークを介してアクセスできるコンピュータでは、リモート デバッグ サーバーを実行しないでください。
ローカル マシンをリモート マシンに接続するには:
- リモート デバッガがリモート マシンにインストールされていることを確認します。 「リモート マシンへデバッガをインストールする」を参照してください。
- 実行可能ファイルとシンボル ファイル(.rsm、.tds)がリモート マシンにコピーされていることを確認します。 「リモート マシンへデバッガをインストールする」を参照してください。
- リモート マシンで、
-listen
引数を付けて、rmtdbg240.exe
を起動します。rmtdbg240.exe -listen
- これで、リモート デバッガのリスナが起動し、ホスト マシンの IDE からの接続を待機するように指示されます。
- ローカル マシンで、[実行|プロセスにアタッチ]を選択します。 [プロセスにアタッチ]ダイアログが表示されます。
- リモート マシンのホスト名または TCP/IP アドレスを指定し、[更新]をクリックします。 リモート マシンで実行中のプロセスの一覧が表示されます。 これで、ローカル マシンとリモート マシンの接続を確認できます。
- ローカル マシンで、[実行|プロセスの読み込み...|リモート]を選択します。 これにより、[プロセス読み込み|リモート] ページが表示されます。
- [リモート パス]フィールドで、実行可能ファイルとシンボル ファイルをコピーしたリモート マシンのディレクトリの完全パスを指定します。 このパスには実行可能ファイルの名前を含めてください。 たとえば、program1.exe をデバッグし、これをリモート マシンの RemoteDebugFiles\Program1 というディレクトリにコピーする場合は、次のように指定します。
C:\RemoteDebugFiles\Program1\program1.exe
- [リモート ホスト]フィールドで、リモート マシンのホスト名または TCP/IP アドレスを指定します。
- [読み込み]ボタンをクリックします。 これで、ローカル マシンの IDE がリモート マシンのデバッガに接続されます。
この接続が確立すると、ローカル マシンの IDE を使用して、リモート マシンで実行されているアプリケーションをデバッグできます。
メモ: リモート デバッガを使うだけでは、リモート アプリケーションをローカル マシン上に表示したり、ローカル マシンから直接に操作することはできません。 対話型のデバッグを行うには、Windows に組み込まれているリモート デスクトップ機能や、VNC、PC-Anywhere といったサードパーティ製リモート制御ソフトウェアなど、入手可能なリモート デスクトップ ソフトウェア パッケージを使用して、リモート デスクトップ接続を確立してください。 詳細については、「ローカル マシンとリモート マシン」を参照してください。