Subscription Update 2 - Anniversary Edition
新機能 への移動
以前のリリースでの新機能 への移動
Update 2 - Anniversary Edition は、Delphi Berlin、C++Builder Berlin、RAD Studio Berlin の更新プログラムであり、アップデート サブスクリプションに現在加入されているすべてのお客様にご利用いただけます。
Berlin Update 2 には、新機能、機能強化、および不具合の修整が含まれています。
主要新機能が複数追加されており、それには、Windows Desktop Bridge のサポート（Windows 10 ストアでの Windows アプリケーション公開を可能にします）や、新しい VCL Calendar コントロール、新しい Quick Edit IDE 機能による開発者の生産性の向上、VCL や FireMonkey に対する新しい Windows 10 スタイル、などがあります。 またさらに、iOS 10 および macOS Sierra に対するプラットフォーム サポートの強化や、さまざまな製品領域に及ぶ強化の追加や、100 以上の不具合修整が含まれています。
Update 2 はまた、Subscription Update 1 で導入された新機能および機能強化もすべて含んでいます。
能およびバグ修正すべての一覧を見るには、ここをクリックしてください。
- メモ： Update Subscription の有効なカスタマでない場合、Update 2 をインストールすることはできません。
目次
• Windows 10 ストアでの配布サポート
既存の Windows Desktop アプリケーションを、Desktop Bridge 技術（Centennial Bridge とも呼ばれます）を使用して、Microsoft Windows 10 ストアに入れることができます。これは、最近の Windows 10 Anniversary Update における新しい技術です。
RAD Studio は、IDE において直接的なサポートで、Windows App Store 用の APPX ファイルの作成を簡単にしており、また、組み込みの配置サポートや、統合コード署名サポート、独自のアプリケーション ストア アイコンの追加やアプリケーションのその他の要素を構成するための機能などを提供します。
• 新しい VCL Calendar コントロール
Update 2 における新規は、Windows 10 向けにデザインされた 2 つの新しいカレンダー コンポーネントです。これらの新しい VCL UI コントロールは、WinRT UI コントロールを模倣しており、Windows の以前のバージョンに対するサポートも提供しています。
- TCalendarView は、月、年、10年のビューを提供しており、また、それらのビューの間をナビゲートする際のアニメーション遷移のデータ範囲を選択することができます。 既存および新規の Windows 10 スタイルを使用した VCL スタイル設定を完全にサポートしています。
- TCalendarPicker は、アプリケーションに対して、単一の日付セレクタ ドロップダウン メニューを提供しています。 既存および新規の Windows 10 スタイルを使用した VCL スタイル設定を完全にサポートしています。
• 新しい Quick Edit による生産性の増加
クイック編集 により、VCL フォーム デザイナにおける一般的なアクションを、迅速に実行することができます。 メインの Quick Edit オペレーション（すべてのコンポーネントで利用可能）は、Quick Edit ペインを開き、ユーザーが迅速に、名前、キャプション、位置揃え、レイアウト、コントロールの色を変更することができます（コントロールで適用可能ならば）。 以下のスクリーンショットは、Quick Edit ペインをオプション Align や Layout と共に開きます。
追加の操作では、コンポーネント名のコピー、コントロールのイメージ部分の編集、データソースまたはデータ フィールドへのコントロールのバインドが可能です。
• 新しい Windows 10 スタイル
Update 2 には、次の Windows 10 FireMonkey スタイルが含まれています： Win10ModernSlateGray.Style、Win10ModernPurple.Style、Win10ModernGreen.Style。
FireMonkey スタイルは C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\18.0\Styles でアクセスします。
Update 2 には、次の Windows 10 VCL スタイルが含まれています： Windows10SlateGray.vsf、Windows10Purple.vsf、Windows10Green.vsf。
VCL スタイルは、 [プロジェクト｜オプション...｜アプリケーション｜表示］を選択します。
• 追加 C++ 機能
- C++ コンパイラ追加フラグ。
• 追加機能
- 改善された iOS 10 および macOS Sierra サポート
- GetIt 機能インストーラの強化点： 拡張インストーラ インターフェイスを使用することで、構成設定を保持しつつ、より新しいエディションへ簡単にアップグレードすることができます。
Subscription Update 2 の取得
Subscription Update 2 は、インストーラ（機能インストーラ）や ISO（オフライン インストーラ）の形式で、登録ユーザー Web ページから入手可能です。
Subscription Update 2 のインストーラは、次の登録ユーザー ダウンロード ページから、ダウンロードすることができます：
- Delphi Berlin： http://cc.embarcadero.com/reg/delphi
- C++Builder Berlin： http://cc.embarcadero.com/reg/c_builder
- RAD Studio Berlin：http://cc.embarcadero.com/reg/rad_studio
Subscription Update 2 のインストール
- RAD Studio Berlin または RAD Studio Berlin Update 1 を、Update 2 をインストールする前に、アンインストールします。Update 2 インストーラ（機能インストーラおよびオフライン インストーラ）は、Update 2 をインストールする前に、自動的にアンインストール処理を実行します。
- Subscription Update 2 のインストール：
- 機能インストーラをダウンロードした場合には、インストーラを実行します。
- オフライン インストーラをダウンロードした場合には、ISO をマウントし、
install_RADStudio.exeを実行します。
インストールは、次のいずれかのオプションで実行できます：
- 機能インストーラ - プログラミング言語とターゲット プラットフォームの特定の組み合わせのサポート、言語サポート、または、ヘルプ リソースなど、インストールする RAD Studio 機能の初期セットを選択することができます。 詳細情報については、機能インストーラを参照してください。
- オフライン インストーラ - インターネット接続が利用できないシステム上で、RAD Studio をインストールすることができます。 RAD Studio をインストールした後、オフライン インストーラでは、追加機能のインストールやインストールした機能の削除を行うことができます。 詳細については、「オフライン インストーラの利用」を参照してください。
メモ： インストールが完了すると、Windows SDK のアンインストールについての確認が表示されるので、キャンセル を選択します。Update 2 に同梱される Win SDK バージョンは、Windows 10 ストアに対してアプリケーションをビルドするためには必要ですが、以前のバージョンと共存させることが可能です。
プラットフォーム アシスタントの更新
OS X や iOSをターゲットとするクロスプラットフォーム アプリケーションを開発するには、プラットフォーム アシスタント サーバーが必要です。 RAD Studio Berlin Subscription Update 2 には、新しいバージョンのプラットフォーム アシスタント インストーラが同梱されています（setup_paserver.exe および PAServer18.0.pkg が同梱）。インストーラ ファイルは、PAServer フォルダにあります。
プラットフォーム アシスタントの以前のバージョンのアンインストール
Mac の場合、プラットフォーム アシスタントをアンインストールする必要はありませんが、以前のバージョンを削除したければ ゴミ箱に入れる コマンドで削除することができます。
Windows では、Uninstall PAServer.exe を使用して、プラットフォーム アシスタントをアンインストールします（推奨）。この Uninstall プログラムは、プラットフォーム アシスタントのインストール ディレクトリにあります。
- メモ： （各バージョンを実行するポートが違っていれば、1 つのシステム上で複数のバージョンのプラットフォーム アシスタントを共存させることができます。）