ファイル入出力の方法
ファイルでの作業 への移動
ファイルの読み書きには、次のように、いくつかの方法があります。
- ファイルを操作する場合は、ファイル ストリームを使用することをお勧めします。
- ファイル ストリームは TFileStream クラスのインスタンスで、ディスク ファイル内の情報へのアクセスに使用されます。
- ファイル ストリームは、移植性の高い高レベルのファイル入出力アプローチです。
- ファイル ストリームによりファイル ハンドルを使用できるようになるので、このアプローチは次のアプローチと組み合わせることができます。TFileStream の詳細については、「ファイル ストリームの使用」を参照してください。
- ハンドルベースのアプローチを用いて、ファイルを操作できます。
- ファイルの内容を操作するためにファイルを作成するか既存ファイルを開くと、オペレーティング システムからファイル ハンドルが割り当てられます。
- SysUtils ユニットには、ファイル ハンドルを使ってファイルを操作するファイル処理ルーチンが多数定義されています。
- Windows では、これらのルーチンは通常、Windows API 関数のラッパーです。
- RTL 関数では Delphi 言語の構文を使用でき、またデフォルトのパラメータ値が用意されていることもあるため、それらの関数は Windows API への便利なインターフェイスとなっています。
- ハンドル ベースのアプローチを用いるには、まず、FileOpen 関数を使ってファイルを開くか、FileCreate 関数を使ってファイルを新規作成します。いったんファイル ハンドルが得られたら、ハンドルベースの各種ルーチンを使用して、ファイルの内容を操作できます(1 行書き込む、テキストを読み取るなど)。
- System ユニットには、(通常、"F: Text" や "F: File" の形式の)ファイル変数を扱うファイル入出力ルーチンが多数定義されています。