Blob データでの作業
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本章では、InterBase の動的にサイズ変更可能なデータ型、「Blob」について説明し、さらに、API 関数を使用してこの Blob で作業する方法について説明します。個々のアプリケーションによって、この章のすべてを読む必要があるか、一部だけ読めばよいかが変わってくるでしょう。
たとえば、あるデータ型から別の型への Blob データの変換 --- あるビット マップ グラフィック形式から別のものへ、または、MIDI サウンド形式から Wave 形式へ、など --- を要求する予定でしたら、本章をすべて読む必要があります。フィルタ と呼ばれる変換ルーチンを記述するには、「Blob データのフィルタリング」を参照してください。Blob データやフィルタでの作業の詳細については、「埋め込み SQL ガイド」を参照してください。
Blob データを変換する必要がなければ、読むのは「Blob データのフィルタリング」まででいいでしょう。
次の表では、Blob データで作業するための API 関数を、アルファベット順に一覧したものです。関数は、本章の残りの部分で説明および使用例が示されます。
関数 | 目的 |
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サブタイプ、文字セット、セグメント サイズなど、Blob についてのデフォルト情報と共に Blob ディスクリプタを読み込みます。 |
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ソースおよびターゲットの Blob ディスクリプタから Blob パラメータ バッファ(BPB)を生成し、Blob サブタイプと文字セットの情報への動的アクセスを可能にします。 |
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開いている Blob についての情報を返します。 |
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渡されたテーブル名と Blob 列名に対する、Blob のサブタイプ、文字セット、セグメント サイズを決定します。 |
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渡されたパラメータから、Blob ディスクリプタを初期化します。 |
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Blob を破棄します。 |
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開いている Blob を閉じます。 |
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書き込みアクセスで Blob を作成して開き、必要に応じてフィルタを指定して、Blob をあるサブタイプから別のものへ変換する際に使用できるようにします。 |
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抽出のために既存の Blob を開き、必要に応じてフィルタを指定して、Blob をあるサブタイプから別のものへ変換する際に使用できるようにします。 |
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Blob へデータを書き込みます。 |