FireMonkey アプリケーションの設計
FireMonkey では、クロスプラットフォームの抽象概念に基づいた軽量 GUI コントロールを使用しており、その抽象概念は Windows やその他のプラットフォーム用に実装されています。軽量コントロールとは、すべてのピクセルが FireMonkey で描画されるという意味で、ネイティブの(重量)コントロールは使用されません。
軽量コントロールを使用すると、次のようなメリットがあります。
- コントロールやアプリケーションの設計ルールを FireMonkey で独自に作成できます。
- ホスト プラットフォームに対する忠実度よりも複数のプラットフォームにまたがる忠実度を優先します。
- 重量クロスプラットフォーム フレームワークにつきものの "最小公分母" の問題(共通部分が少ないこと)を回避します。
関連トピック
- FireMonkey コントロールの配置
- スタイルを使った FireMonkey アプリケーションのカスタマイズ
- FireMonkey ビューの使用
- FireMonkey アプリケーションにおけるポップアップ メニューの追加
- FireMonkey モーダル ダイアログ ボックスの使い方
- FireMonkey でのテキスト パラメータの設定
- FireMonkey アプリケーションでヒントを使用して状況依存ヘルプを表示する方法
- ピッカーを使用して選択コントロールのプラットフォーム固有の動作と外見を実現する
- FireMonkey のテキスト レイアウト
- 多重解像度ビットマップの使用
- FireMonkey ListView 表示のカスタマイズ
- 複数表示のサポート
- FireMonkey での AppAnalytics の利用
- 画像の一元的なコレクションとしての TImageList 画像リストの使用
- ポップアップ フォームの利用