[構造]ビュー
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[構造]ビュー:
- フォーム デザイナで作業をしているときに、IDE の左上ペインに表示されます。
- コード エディタでコードを編集しているときに、コード エクスプローラで使用されているのと同じペインです。
- アクティブなウィンドウ(コード エディタまたはフォーム デザイナ)の要素の階層をツリー図で表示します。
- フォーム デザイナでコンポーネントを表示している場合
- [構造]ビューでコンポーネントをクリックすると、フォーム上でそのコンポーネントが選択されます。
- コード エディタでソース コードや HTML を表示している場合
- [構造]ビューで項目をダブルクリックすると、コード エディタ内の対応する宣言または場所に移動します。
コードに構文エラーが含まれる場合は、コード エクスプローラの[エラー]ノードに表示されます。エラーをダブルクリックすると、コード エディタで対応するソースの場所を特定できます (C++ 開発には適用されません)。
目次
コンポーネントのネストの管理
フォーム デザイナを使用している場合、[構造]ビューには、現在のフォームまたはデータ モジュールに含まれるコンポーネント間の親子関係がツリー形式で表示されます。[構造]ビューを使ってその親子関係を変更することができます。
コンポーネントの親を変更するには、[構造]ビューでコンポーネントをドラッグし、新しい親コンポーネント上に移動します。[構造]ビューのツリー ビューとフォーム デザイナのフォームまたはデータ モジュールの両方に、ネストの変更が反映されます。
RippleEffect1 の親を Form1 から Image1 に変更する:
[構造]ビューに表示されるノードと項目
[構造]ビューのツリー構造には、使用しているツール(コード エディタ、フォーム デザイナ)および現在のドキュメントの言語(Delphi、C++、HTML)に応じて、さまざまな種類の情報が表示されます。コードを編集しているときは、[構造]ビューにコード エクスプローラが表示されます。
フォーム デザイナ用に表示されるノードと項目
フォーム デザイナを使用している場合、[構造]ビューには、現在のフォームまたはデータ モジュールに含まれているコンポーネント間の親子関係がツリー形式で表示されます。ツリー ビューの各項目には、コンポーネント名のラベルのほか、コンポーネントの種類を表す次のようなアイコンが表示されます。
- [フォーム]
- データ モジュール
- コンテナまたはフレーム
コントロールと非ビジュアル コンポーネントについては、それに相当するものが[ツール パレット]にある場合は、それと同じアイコンが[構造]ビューに表示されます。
コンポーネントに相当するものが[ツール パレット]にない場合、[構造]ビューにはデフォルト アイコンが表示されます。たとえば、TListBox の TListBoxItem がそのようなケースに当てはまります。
デフォルト アイコン:
- (コンテナ コントロール用)
- (非コンテナ コントロール用)
- (非ビジュアル コンポーネントと、プロパティなどのエントリ用)
コード エクスプローラのノードと項目(Delphi)
コード エディタで Delphi ソース ファイルを編集している場合、[構造]ビューはコード エクスプローラになり、以下のような情報がツリー形式で表示されます。
- [<インターフェイス名>(<親クラス>)]
- [Properties]ノード
- [<プロパティ名>: <プロパティの型>]
- [Methods]ノード
- [<手続き名>(<パラメータ リスト>)]
- [<関数名>(<パラメータ リスト>): <戻り値の型>]
- [Properties]ノード
- [Classes]ノード
- [<クラス>(<親クラス>)]
- [<private プロパティ名>: <プロパティの型>]
- [<private 手続き名>(<パラメータ リスト>)]
- [<private 関数名>(<パラメータ リスト>): <戻り値の型>]
- [Protected]ノード
- [<protected プロパティ名>: <プロパティの型>]
- [<protected 手続き名>(<パラメータ リスト>)]
- [<protected 関数名>(<パラメータ リスト>): <戻り値の型>]
- [Public]ノード
- [<public プロパティ名>: <プロパティの型>]
- [<public 手続き名>(<パラメータ リスト>)]
- [<public 関数名>(<パラメータ リスト>): <戻り値の型>]
- [Published]ノード
- [<published プロパティ名>: <プロパティの型>]
- [<published 手続き名>(<パラメータ リスト>)]
- [<published 関数名>(<パラメータ リスト>): <戻り値の型>]
- [<クラス>(<親クラス>)]
- [Procedures]ノード
- [<手続き名>(<パラメータ リスト>)]
- [Types]ノード
- <Type Name>
- [Variables/Constants]ノード
- <Constant Name>
- [<変数名>: <変数の型またはクラス>]
- [Uses]ノード
- <Unit Name>
コード エクスプローラのノードと項目(C++)
コード エディタで C++ ソース ファイルを編集している場合、[構造]ビューはコード エクスプローラになり、以下のような情報がツリー形式で表示されます。
- [Includes]ノード
- [<インクルード ファイル名>]
- [Macros]ノード
- [<マクロ名>]
- [<クラス名>]
- [<コンストラクタ名>(<パラメータ リスト>)]
- [<デストラクタ名>(<パラメータ リスト>)]
- [<プロパティ名>(<パラメータ リスト>)]
- [<関数名>(<パラメータ リスト>)]
- [<コンストラクタ名>(<パラメータ リスト>)]
- [<デストラクタ名>(<パラメータ リスト>)]
- [<プロパティ名>(<パラメータ リスト>)]
- [<関数名>(<パラメータ リスト>)]
コード エクスプローラのノードと項目(HTML)
HTML ドキュメントは階層構造を使って書かれます。コード エクスプローラには、ナビゲーション用にその構造がツリー形式で表示されます。構造に含まれる各ノードには、そのノードが表す HTML 要素の最初のタグがラベルとして表示されます。
次に示すのは、単純な HTML ドキュメントのツリー ビューの例です。
DOCTYPE
<html>
<head>
<title>
<body>
<p>
[構造]ビューとコード エクスプローラのコンテキスト メニュー
コンテキスト メニューで利用できるコマンドは、[構造]ビューとコード エクスプローラのどちらが表示されているかによって異なります。 ペインを右クリックすると、以下のコマンドが表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
[新規作成] |
[構造]ビューに新しいノードを追加します。 |
[名前の変更] |
[構造]ビューのノードの名前を変更します。 |
[編集] |
[デザイン]上またはコード エディタ上のコントロールの変更を元に戻したり、コントロールを切り取り、貼り付け、削除、およびすべて選択するためのサブメニューが表示されます。 |
[コントロール] |
選択したコントロールを[デザイン]の前面または背面に移動するためのサブメニューが表示されます。 |
[編集モードの切り替え] |
項目の表示を、標準モードと編集モードで切り替えます。これは、EditMode プロパティを切り替えます( |
[設計モードの切り替え] |
リストビューの設計モードを有効にし、ListView 項目の概観を、設計時に視覚的にカスタマイズできるようにします。リスト ビューコントロールを右クリックした際に現れます。 |
[ビジュアルにバインド...] |
[LiveBinding デザイナ]が開きます。 |
[プロパティ] |
構造オプション ダイアログ ボックスを表示します。ここではコード エクスプローラの内容と外観を変更することができます。 |
[常に手前に表示] |
他のウィンドウが表示されていても、[構造]ビューをデスクトップの最前面に表示します。 |
[ドッキング可能] |
[構造]ビューをドラッグしてドッキングできるようにします。 |
ツールバー(C++)
[構造]ビューには C++ アプリケーション開発用のツールバーがあり、[構造]ビューに表示される内容を制御できます。ツールバーは次のボタンで構成されています。
[アルファベット順にソートする] |
[構造]ビューの内容をアルファベット順にソートします。 | ||||||||||
[タイプでグループ化する] |
[構造]ビューで、タイプごとに項目をフォルダにグループ分けします。 | ||||||||||
[可視性でグループ化する] |
public、protected、private、published の可視性ごとに、クラス メンバをフォルダにグループ分けします。C++ の場合、[Classes]は総称的なグループで、クラス、構造体、共用体、およびテンプレートが含まれます。 | ||||||||||
[関数および変数の型を表示] |
[構造]ビューで、メンバの右に型を表示します。 | ||||||||||
[可視性でフィルタリングする (private, protected, public, __published)] |
[構造]ビューに表示される内容を、可視性のレベルによって 4 段階に切り替えます。宣言されたアクセス指定子(__published、public、protected、private)のいくつかの組み合わせによって、要素を選択して表示することができます。 一連の 4 つのツールチップ(縦の棒が 1 ~ 4 本)は、現在表示されている要素を示します。
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