TXMLDocument の使い方

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XML ドキュメントでの作業:インデックス への移動

XML ドキュメントの操作の出発点は,Xml.XMLDoc.TXMLDocument コンポーネントです。

TXMLDocument を使って XML ドキュメントを直接操作する手順は次のとおりです。

  1. フォームまたはデータモジュールに TXMLDocument コンポーネントを追加します。TXMLDocument は,ツールパレットの[Internet]カテゴリに表示されます。
  2. DOMVendor プロパティを設定して,このコンポーネントが XML ドキュメントの解析と編集に使用する DOM 実装を指定します。オブジェクトインスペクタには,現在登録されているすべての DOM ベンダーがリストされます。DOM 実装の詳細は,「Document Object Model の使い方」を参照してください。
  3. 実装に応じて,ParseOptions プロパティを設定して,基底の DOM 実装が XML ドキュメントをどのように解析するかを設定できます。
  4. 既存の XML ドキュメントを操作する場合は,以下の方法でこのドキュメントを指定します。
    • その XML ドキュメントがファイルに格納されている場合は,FileName プロパティをそのファイルの名前に設定します。
    • XML プロパティを使用することで,XML ドキュメントを文字列として指定できます。
  5. Active プロパティを True に設定する

アクティブな TXMLDocument オブジェクトが用意できたら,そのノードの階層を横断し,値の読み出しまたは設定ができます。この階層のルートノードは,DocumentElement プロパティとして使用できます。

XML ドキュメントのノードの操作については,「XML ノードの操作」を参照してください。

関連項目