TTable を使用する（手順）
操作手順：データベース手順を実行する への移動
TTable は、1 つのデータベース テーブルのすべての行と列を表すテーブル タイプのデータセットです。
TTable を使用するには：
- ファイル > 新規作成 > その他... を選択します。新規作成 ダイアログが表示されます。
- 新規作成 ダイアログ ボックスで、Delphi プロジェクト を選択し、VCL フォーム アプリケーション をダブルクリックします。デザイン タブが表示されます。
- データセットをデータベース接続とセッション接続に関連付けます。
- ローカル テーブルのテーブル タイプを指定して、ローカル テーブルへの読み取り/書き込みアクセスを制御します。
- dBASE のインデックス ファイルを指定します。
- ローカル テーブルの名前を変更します。
- 別のテーブルからデータをインポートします。
データセットをデータベース接続とセッション接続に関連付けるには：
- ツール パレット の BDE カテゴリから、TDatabase コンポーネントをフォームにドラッグします。
- TSession コンポーネントをフォームにドラッグします。
- BDE 対応のデータセットをデータベースに関連付けるには、オブジェクト インスペクタ で、TDatabase コンポーネントの DatabaseName プロパティを設定します。TDatabase コンポーネントの場合、データベース名はデータベース コンポーネントの DatabaseName プロパティの値になります。
- デフォルトのセッションを使用して、アプリケーションのすべてのデータベース接続を制御します。
- TSession コンポーネントの SessionName プロパティを設定して、データセットを明示的に作成されたセッション コンポーネントに関連付けます。
セッション コンポーネントを使用する場合、データセットの SessionName プロパティは、そのデータセットが関連付けられているデータベース コンポーネントの SessionName プロパティと一致している必要があります。
TableType を指定して、読み取り/書き込みアクセスを制御するには：
- ツール パレット の BDE カテゴリから、TTable コンポーネントをフォームにドラッグします。
- アプリケーションが Paradox、dBASE、FoxPro、またはコンマ区切りの ASCII テキストの各テーブルにアクセスする場合は、オブジェクト インスペクタ で、TableType プロパティを設定します。 BDE は、TableType プロパティを使用してテーブルのタイプを判別します。
- ローカルの Paradox、dBASE、および ASCII テキストの各テーブルが .DB、.DBF、および .TXT などのファイル拡張子を使用する場合は、TableType に [ttDefault] を設定します。
- その他の拡張子の場合、TableType に、Paradox の場合は [ttParadox]、dBASE の場合は [ttDBase]、FoxPro の場合は [ttFoxPro]、およびコンマ区切りの ASCII テキストの場合は [ttASCII] をそれぞれ設定します。
- 排他的な読み取り/書き込みアクセスを行う場合は、テーブルを開く前に、テーブル コンポーネントの Exclusive プロパティに [True] を設定します。
メモ： テーブルを開こうとしたときに既に使用されている場合、排他的なアクセスは許可されません。SQL テーブルに対して Exclusive の設定を試みることはできますが、サーバーによってはテーブル レベルの排他ロックをサポートしない場合があります。排他ロックを許可していても、他のアプリケーションがそのテーブルからデータを読み取ることを許可している場合もあります。
dBASE のインデックス ファイルを指定するには：
- IndexFiles プロパティに、非プロダクション インデックス ファイルの名前を設定するか、拡張子が .NDX であるファイルをリストします。
- IndexName プロパティにインデックスを 1 つ指定して、データセットを動的にソートするようにします。
- 設計時に、IndexFiles プロパティの省略記号（[...]）ボタンをクリックします。インデックス ファイル エディタが開きます。
- 非プロダクション インデックス ファイルまたは拡張子が .NDX のファイルを追加するには、インデックス ファイル ダイアログで 追加... ボタンをクリックして、開く ダイアログからファイルを選択します。
メモ： 非プロダクション インデックス ファイルごとまたは .NDX ファイルごとに、手順 3 と 4 を繰り返します。
- 必要なすべてのインデックスを追加したら、インデックス ファイル エディタで OK ボタンをクリックします。
メモ： 実行時に手順 3 ～ 5 を行うには、文字列リストのプロパティとメソッドを使用して IndexFiles プロパティにアクセスします。
ローカル テーブルの名前を変更するには：
- 設計時に Paradox テーブルまたは dBASE テーブルの名前を変更するには、テーブル コンポーネントを右クリックします。ドロップダウン コンテキスト メニューが表示されます。
- コンテキスト メニューから テーブルの名称変更 を選択します。
- 実行時に Paradox テーブルまたは dBASE テーブルの名前を変更するには、そのテーブルの RenameTable メソッドを呼び出します。
別のテーブルからデータをインポートするには：
- テーブル コンポーネントの BatchMove メソッドを使用して、別のテーブルからこのテーブルにデータのインポート、レコードのコピー、更新、または追加を行うか、テーブルからレコードを削除します。
- データのインポート元のテーブルの名前と、実行するインポート処理を決めるモードを設定します。