アプリケーション サーバーへの接続
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アプリケーション サーバーへの接続を確立し維持するために、クライアント アプリケーションでは 1 つまたは複数の接続コンポーネントを使用します。これらのコンポーネントは、[ツール パレット]の[DataSnap]カテゴリまたは[WebServices]カテゴリにあります。
接続コンポーネントは、次の目的で使用します。
- アプリケーション サーバーと通信するためのプロトコルを識別するため。それぞれの種類の接続コンポーネントは、異なる通信プロトコルを表しています。使用可能なプロトコルの利点や制限事項の詳細については、「接続プロトコルの選択」を参照してください。
- サーバー マシンの特定方法を指定するため。サーバー マシンの特定の詳細は、プロトコルによって異なります。詳細については、次のトピックを参照してください。
次の諸点は COM ベースのアプリケーション サーバーにのみ当てはまります。
- サーバー マシン上のアプリケーション サーバーを識別します。
- SOAP を使用しない場合は、ServerName プロパティまたは ServerGUID プロパティを使ってサーバーを識別します。ServerName は、アプリケーション サーバー側のリモート データ モジュールを作成する際に指定するクラスのベース名です。この値をサーバー側で指定する方法の詳細については、「データ モジュールのセットアップ」を参照してください。サーバーがクライアント マシン上に登録またはインストールされている場合や、接続コンポーネントがサーバー マシンに接続されている場合は、設計時に[オブジェクト インスペクタ]でドロップダウン リストから選択することにより ServerName プロパティを設定できます。ServerGUID は、リモート データ モジュールのインターフェイスの GUID を指定します。この値は、タイプ ライブラリ エディタを使って検索できます。
- サーバー接続の管理: 接続コンポーネントは、接続の作成または解除、およびアプリケーション サーバー インターフェイスの呼び出しに使用することができます。
SOAP を使用する場合、サーバーはサーバー マシンの特定に使用する URL で識別されます。「SOAP を使用した接続の指定」の手順に従います。
通常、アプリケーション サーバーはクライアント アプリケーションとは別のマシンにありますが、たとえサーバーがクライアント アプリケーションと同じマシンに存在しても(たとえば、多層アプリケーション全体のビルドおよびテスト時など)、接続コンポーネントを使用して、アプリケーション サーバーを名前で識別したり、サーバー マシンを指定したり、アプリケーション サーバー インターフェイスを使用することができます。