グリッドの描画の制御

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TDBGrid を使ったデータの表示と編集 への移動


グリッド コントロールの描画方法を制御する第 1 段階は、列のプロパティを設定して行います。グリッドは、自動的に列のフォント、色、位置揃えのプロパティを使って、その列のセルを描画します。データ フィールドのテキストは、列に関連付けられたフィールド コンポーネントの DisplayFormat プロパティまたは EditFormat プロパティを使って描画されます。

グリッドの DBGrids.OnDrawColumnCell イベントのコードで、デフォルトのグリッド表示ロジックを拡張することができます。グリッドの DefaultDrawing プロパティが True であれば、通常の描画がすべて行われてから OnDrawColumnCell イベント ハンドラが呼び出されます。そのため、デフォルト表示の上に描画を行うことができます。これは主に、空の永続列を定義していて、その列のセルに特別なグラフィックを描画したい場合に役立ちます。

グリッドの描画プロセスを完全に置き換えたい場合は、DefaultDrawingFalse に設定し、描画用のコードをグリッドの OnDrawColumnCell イベントに記述します。描画ロジックを置き換えたいのが特定の列や特定のフィールド データ型だけの場合は、OnDrawColumnCell イベント ハンドラの中で DefaultDrawColumnCell を呼び出して、選択した列ではグリッドが通常の描画コードを使用するようにできます。たとえば論理型フィールドの描画方法だけを変更したい場合などには、こうすることで作業量を減らすことができます。

関連項目